JO1、全米デビューで示す世界基準の存在感 「ANIMAL」に込められた“ワイルドな魅力&培ってきた実力”
Viral Hits Focus
話題のバイラルヒット曲を毎週収録するSpotifyによる日本向けエディトリアルプレイリスト「Viral Hits Japan」(※1)。同プレイリストより、本記事ではJO1の「ANIMAL」をピックアップする。
「ANIMAL」は、JO1が今年10月2日にリリースした全米デビュー作、USオリジナルEP『ANIMAL』の表題曲である。全6曲が収録された同EPは10月14日発表の「オリコン週間デジタルアルバムランキング」で1位を獲得(オリコン調べ/※2)。さらに米Billboardの「Top Album Sales」で7位、「Billboard 200」で139位に初登場、「Billboard Artist 100」では初登場62位、「Billboard Emerging Artists」では2位にランクイン。アメリカ内の独立系レコード店での売上を集計する「Indie Store Album Sales」でも2位を記録し(※3)、国内外で改めてJO1の存在感を示している。
JO1は2025年に初のワールドツアーを開催し、アメリカでのイベント出演も重ねてきた。今回の全米デビューは、こうした海外活動の積み重ねを経て実現したものだ。本人たちにとっても念願の全米デビューと言って過言ではないだろう。
「ANIMAL」は、HIPHOPを基調としたエネルギッシュなダンスナンバー。重厚な低音と鋭利なビートを軸に、ラップや短いフレーズを畳みかけるように展開していく。ラップ、掛け声、歌唱が次々と切り替わり、メンバーそれぞれの声がリズムを構成する要素として機能している点も面白い。プロデュースを手掛けたのは、US HIPHOPやR&B、K-POPシーンで活躍するデム・ジョインツ。EP収録の全6曲を担当し、「ANIMAL」の作曲にはメンバーの川西拓実も参加している。重量感のあるビートと音数を絞ったサウンドプロダクションには、US HIPHOPやR&Bに通じるアプローチが感じられる。さらに、HIPHOPを軸にしながらも、細かく刻まれるリズムと力強い低音によって、身体を刺激するようなグルーヴがある。こうしたサウンドは、JO1のダンスとも密接に結びつく。インタビューで川尻蓮は「幅広い人たちに楽しんでもらえて、聴いた人たちも思わず踊りたくなるような楽曲を作りたかった」(※4)と語っている。公開から2週間で550万回再生を突破した「ANIMAL」のMVは、鎖を引きちぎり、拘束から自由を掴み取るという強いメッセージ性が特徴だが、ビートの変化やボーカルのアクセントがそのまま身体の動きにつながるようなダンスを構築していることが垣間見られる。音楽を体現し続けてきたJO1の実力が鮮烈に浮かび上がっているのだ。
同インタビューで金城碧海は、「日本人は礼儀正しいと思われている」と前置きした後、「自分たちの中にある野性的でワイルドな一面も見せたいと思っています。今回の新たな挑戦には、そういう意味が込められています。自分たちの殻を破って、僕たちにもワイルドな一面があることを示したい」(※4)と語っている。言葉の響きやアクセントをグルーヴに活かした歌唱も、今回の挑戦で露わになった彼らの強みだ。
EPのリリースに合わせて北米ツアーも開催したJO1。「ANIMAL」は海外の音楽トレンドを取り入れながら、彼らが培ってきたボーカルとダンスの強みが結実した1曲だ。全米デビューを経て、彼らの表現が世界でどのように受け止められ、広がっていくのか。今後の動向に注目したい。
※1:https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DWZZbpkxU5t9L
※2:https://www.oricon.co.jp/rank/dia/w/2026-10-19/
※3:https://x.com/official_jo1/status/2110034507613241344
※4:https://malaysia.news.yahoo.com/jo1-unleashes-english-ep-animal-211507211.html