Ayumu Imazu、「結び」ヒットの理由 リリース前から呼び起こした高い共感、“音と言葉と踊り”の黄金比
10月2日に配信リリースされたAyumu Imazuの新曲「結び」が大きなヒットを巻き起こしている。
きっかけとなったのは、8月末に自身のTikTokへ投稿されたデモ音源。まだ完成前の楽曲だったにもかかわらず大きな話題を呼び、楽曲を使用したUGC(ユーザー生成コンテンツ)は約3週間で6万件、約1カ月で7万件を突破した。インフルエンサーをはじめ、JO1、CUTIE STREETなどのグループ/アーティスト、さらには海を超えてTWICE、RIIZE、KiiiKiiiらK-POPアーティストによる“踊ってみた”動画、そしてHANA、&TEAM、CORTISのメンバーたちがAyumuとともに「結び」を踊る動画も投稿されるなど、正式リリース前からその存在は広く浸透。リリース直後となる10月4日時点でApple Music「Top 100(Japan)」、Spotify「Top 50(Japan)」、LINE MUSIC「BGMデイリーランキング」および「リアルタイムランキング」、Amazon Music「Trending Today」、AWA「トップ100」、Shazam「Top 200 日本」、歌ネット「リアルタイムランキング」、mu-mo「リアルタイムランキング」で9冠を達成。さらには、Billboard JAPAN「Hot Shot Songs」では4位、Apple Music「Top 100(Global)」では13位と、グローバルな支持も含め、SNS上で高まっていた注目度が各チャートにも表れている。
@ayumu_imazu @HANA さんと結び踊りました #HANA #YURI #KOHARU #ayumuimazu #結び ♬ 結び - Ayumu Imazu
@ayumu_imazu @&TEAM Kくんと結び踊りました #andTEAM #K #ayumuimazu #結び ♬ 結び - Ayumu Imazu
@ayumu_imazu @CORTIS さんと結び踊りました #CORTIS #KEONHO #ayumuimazu #結び ♬ 結び - Ayumu Imazu
こうした「結び」の盛り上がりから思い起こされるのが、2024年にバイラルヒットを記録した「Obsessed」だ。同曲も2023年10月にTikTokへ投稿されたデモ音源から注目を集め、“タイガの振り付け”による振り付け動画をきっかけに、花村想太(Da-iCE)やLittle Glee Monsterをはじめ、SEVENTEEN、WayV、ITZY、ENHYPEN、BOYNEXTDOOR、RIIZE、NMIXXら国内外のグループ/アーティストへと波及。TikTokやInstagramには数多くのUGCが投稿され、Ayumu Imazuの名前を一気に広げる楽曲となった。その後、「Obsessed」は『第66回輝く!日本レコード大賞』(TBS系)企画賞も受賞している。
6歳からダンスを始め、14歳から約3年半ニューヨークへ留学。現在はシンガーソングライターのみならず、ダンサー、コレオグラファー、プロデューサーとして、作詞曲から振り付けまで自ら手がけるAyumuにとって、音楽とダンスは活動の根幹を成すものだ。一度聴けば耳に残るメロディと肩肘張らない心地好いグルーヴに、思わず真似したくなる振付が加わった「Obsessed」は、そんなAyumuならではの強みがSNSという場所で大きく花開いた楽曲だったと言える。そこから約2年を経て生まれた「結び」もまたSNSで広がりを見せているが、今回は日本語の歌詞に込められた普遍的な恋愛感情も、多くの共感を集める大きな要素となっている。
@ayumu_imazu 多分恋愛ってこんなもん #ayumuimazu ♬ 結び - Ayumu Imazu
「結び」は、“赤い糸”をモチーフに、人と人との縁や、すれ違いながらも何度でも結び直していく関係を描いたラブソング。作詞曲をAyumuが手がけ、アレンジ/プロデュースにはAyumuとShin Sakiuraが名を連ねている。軽やかなリズムと耳馴染みのいいメロディ、どこか懐かしさを感じさせるサウンドも印象的で、短尺動画との親和性も高い。そうしたポップな手触りのなかで描かれているのは、決してきれいなことばかりではない恋愛の機微だ。
「もっと素直でいられたら」と思いながら、それでもうまく言葉にできない。赤い糸を引っ張れば絡まり、解け、少しずつほつれていく。それでも一度ほどけた糸を再び手に取り、相手と結び直していく。完璧だからこそ美しいのではなく、たとえきれいじゃなくても、ふたりで寄り添いながら糸を紡ぎ、結んでいくこと自体が美しい。“赤い糸”と聞くと、ともすれば最初から結ばれることが決められていた関係を想像するが、「結び」に登場する糸は決してピンとまっすぐに張られたものではない。絡まり、ほどけ、それでもまた手繰り寄せられる。そうした不完全さまで含めて、ふたりの関係そのものを肯定しているところがこの曲の魅力だ。
なかでも印象に残るのは、〈初めまして〉から〈明日またね〉、さらにその先に続く時間までを一本の糸でつないでいく終盤だ。恋に落ちた瞬間の高揚感だけではなく、同じ相手と時間を重ねる過程で生まれるすれ違いや、その関係を続けていくことまでを見つめている。「結び」を繰り返し聴いていると、これは「運命の相手と出会う歌」というよりも、「出会った相手との関係を何度でも作り直していく歌」なのではないかとさえ感じる。
こうした楽曲への反響は、“踊ってみた”動画だけにとどまらない。「結婚式で流したい」という声も多く寄せられ、それを受けて「Ayumu Imazuが結婚式に『結び』を歌いにいきます企画」も展開されている。幸せな今だけを切り取るのではなく、その先にもきっと訪れるであろうすれ違いや迷いまで含めた未来を描いた「結び」が、これからパートナーとして歩み始める人たちの心をとらえたのも、ごく自然なことなのかもしれない。
そして、「結び」を語るうえで欠かせないのが、Ayumu自身のルーツでもあるダンスだ。サウンドの心地好さに惹かれ、歌詞に自身の恋愛を重ね、さらに振り付けを通して楽曲に触れていく。TikTokで目にした数十秒の動画をきっかけに楽曲を知り、フル尺を聴くことであらためて歌詞の魅力に気づく人も少なくないだろう。音と言葉と踊りが黄金的なバランスの上で化学反応を起こすことで、ダンスから楽曲に出会った人は歌詞の魅力に気づき、歌詞に惹かれた人は振り付けを通じてさらに楽曲の世界へと入り込んでいく。そんな相乗効果がSNS上で同時多発的に生まれた結果が、現在の反響につながっているのだ。
@ayumu_imazu ワイフに踊らせました
@ayumu_imazu この振りめっちゃかわいい⭐︎ dc: @✦. ˚ ೯ ⁺.‧₊˚. ⸝⸝ #ayumuimazu ♬ 結び - Ayumu Imazu
「Obsessed」の世界的なヒット以降も、2025年には東京国際フォーラム ホールAで開催したワンマンライブを行い、2026年5月には2ndアルバム『CLASSIC』をリリースし、全国ツアーを開催するなど、着実に活動のスケールを広げてきたAyumu。SNSで広がりながら、日本語の歌詞とそのサウンドをもってして多くの共感を集めた今回の反響は、Ayumuの表現がさらに幅を広げていることを感じさせる。2027年1月には、すでにソールドアウトしている自身初の日本武道館公演が控えている。「Obsessed」に続く新たなヒットを携え、言葉通り無敵モードのAyumuが日本武道館でどのようなステージを見せるのか、今から楽しみでならない。
■リリース情報
Digital Single『結び』
配信中
配信URL:https://Ayumu-Imazu.lnk.to/musubiID
■公演情報
『Ayumu Imazu LIVE 2027 at 日本武道館』
*TICKET SOLD OUT
2027年1月31日(日)OPEN 17:00/START 18:00
東京・日本武道館
Ayumu Imazu オフィシャルサイト:https://ayumuimazu-official.com/
X:https://x.com/ayumu__imazu
STAFF X:https://x.com/AyumuStaff
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