M!LK、=LOVE、Juice=Juice……“バズのその先”へ突き進む快進撃 実力者たちの止まらぬ勢い 3組に共通する点とは?

 現在の音楽シーンにおける“ヒット”は、SNSをきっかけとする“バズ”が起点になることがほとんどだ。キャリアを重ねたグループが自身最大のヒットを記録するなど、バズによって新しい流れが生み出されている。

 昨年「イイじゃん」がSNSを中心にバズり、年末の『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)にも初出場を果たした5人組ダンス&ボーカルグループ M!LK。その勢いをそのままに、今年も「好きすぎて滅!」が自身初となるストリーミング1億回再生を突破。メディアへもこれまで以上に出演し、7月からはゴールデン帯初の冠番組『M!LKの爆裂ミッション』(TBS系)がスタート。全国の視聴者から募集したミッションにM!LKのメンバーが全力で挑むというバラエティの王道コンセプトを、持ち前の明るさと人懐っこいキャラクターでお茶の間に届けている。

M!LK 初!GP帯冠特番『M!LKの爆裂ミッション』7/7(火)よる10時【TBS】

 メンバー個人の仕事も増えており、とりわけCMへの出演は数多い。塩﨑大智は「一番くじONLINE」のCMでカフェ店員役に挑戦。山中柔太朗は、フレグランス柔軟剤「LABO AROOM」のブランドアンバサダーに起用され、ファッショナブルな大人の色気を醸し出している。佐野勇斗と吉田仁人は「ホットペッパーグルメ」のWeb CMでの息の合ったユーモラスな掛け合いが話題だ。

 もちろん音楽においても快進撃を続けており、4月から8月まで5カ月連続リリース企画「モー烈モー進!リリースプロジェクト2026」を展開。「アイドルパワー」「真・運命」といった楽曲を立て続けにリリースし、9月16日にはグループ初となる1st ミニアルバム『LOVE ENG!NE』をリリースした。今最も勢いのある男性ダンス&ボーカルグループのひとつとして、マルチな活躍を見せているのだ。

M!LK - アイドルパワー (Official Promotion Video)

 昨年リリースの「とくベチュ、して」がTikTokを中心に流行したことで人気が爆発。モデルプレスが2025年末に発表した「今年の顔2025」(※1)に選出され、8月リリースの新曲「恋、はじめました。」は各音楽配信チャートで上位を獲得するなど、大きな注目を集めている女性アイドルグループ =LOVE。その勢いを象徴するかのように、3月には政府広報「マイナンバーカードの利用促進」キャンペーンのPRキャラクターに抜擢。マイナカードの利用をCMオリジナルソングで促進する大役を担っただけでなく、6月にはマクドナルドのWeb CMにグループ全員で起用。7月には佐々木舞香、野口衣織、大谷映美里の3名がソフトバンクの最新スマートフォンの新CMにも出演した。

=LOVEとマイナちゃん / まだまだマイナー?マイナカード【PV full】

 その勢いは国内に留まらず、8月には韓国の人気音楽番組『人気歌謡』(SBS)に初出演。「恋、はじめました。」の韓国語バージョンをテレビ初披露すると、現地SNSで関連ワードがトレンド入りするなど注目を集めた。コンサートも盛況に開催しており、4月には『=LOVE 8th ANNIVERSARY PREMIUM TOUR』のファイナルとして横浜スタジアム公演を開催。6月には自身最大動員規模となる『=LOVE STADIUM LIVE「Beyond "KYUN"♡」』をMUFGスタジアム(国立競技場)で開催し、2日間で13万2千人を動員。来年1月には東京ドーム公演の開催も控えているなど、破竹の勢いで2026年を駆け抜けている。

=LOVE(イコールラブ)/ 21st Single『恋、はじめました。』【MV full】

 昨年10月にリリースした「盛れ!ミ・アモーレ」がTikTokをはじめとしたSNSで爆発的なヒットを記録したのは、ハロー!プロジェクトのガールズグループ Juice=Juice。3月にはマクドナルドのWeb CMに起用され、「盛れ!ミ・アモーレ」をもじった「盛れ!てりたまーレ」をライブさながらの熱量で歌う姿が話題を呼んだ。7月には日本を代表するラジオ番組である『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)に初登場。『Juice=Juiceのオールナイトニッポン0(ZERO)』として生放送のパーソナリティを担当し、グループの意外な一面をラジオを通して届けた。

 現在はライブツアー『Juice=Juice Room Tour 2026「5ROOMS」』を開催中。日本武道館、そしてぴあアリーナMM公演も予定しており、Juice=Juiceの“盛れミ旋風”はまだまだ続きそうだ。

Juice=Juice『盛れ!ミ・アモーレ』Promotion Edit

 M!LK、=LOVE、Juice=Juice。いずれも昨年リリースの楽曲がSNSを中心にバズったグループであるが、そのバズに留まることなく、その先へと着実に活動を展開している姿が印象深い。M!LKは2014年結成、=LOVEは2017年結成、Juice=Juiceは2013年結成といずれもキャリアの長いことが共通点であり、バズという形でグループ史上最大の注目を集めたなかで、培ってきた実力をいかんなく発揮し、より幅広い層へリーチしていったと言えそうだ。2020年代後半の音楽シーンはバズそのものでなく、それを起点にアーティストたちがどう活動を展開するのかが大きなテーマとなるだろう。

※1:https://mdpr.jp/news/detail/4677858

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