TREASUREの新曲「YELLOW」が笑顔の連鎖を起こしている。

　この曲は、「これまでファンの皆さんが送ってくれた愛に応えようとするメンバーたちの真心と努力が込められた特別なアルバム」と題された最新ミニアルバム『PLEASURE』のタイトル曲で、メンバーのASAHIが作曲、ASAHI、CHOI HYUNSUK、YOSHI、HARUTOが作詞に参加している、彼らの想いがまっすぐに詰めこまれた作品だ。

　ダンスをすればキレキレのパーフェクトなグローバルボーイズグループ。一方で、ステージ以外の場面では等身大のあどけなさで笑顔にさせてくれるTREASUREのメンバーたち。4月26日に生出演した音楽番組『Venue101』（NHK総合）でもオノマトペクイズに正解したかと思いきや、不正解だと言われた時には、みんなでズッコケるといった息の合ったリアクションで笑いを誘い、司会の濱家隆一（かまいたち）も思わず「えらいな、みんなで前に出て」と褒める場面もあったほど。

　また、番組公式SNSで濱家＆生田絵梨花によるユニット・ハマいくの新曲「love10」の振り付けを笑顔で踊るTREASUREの動画がアップされると、「かわいい」とたちまちファンの間で拡散されていく様子が見受けられた。「YELLOW」は、そんな彼らのキュートな魅力をギュッと濃縮したような楽曲と言える。

　どこか懐かしく安心感すら抱かせてくれる親しみのあるサウンドに、彼らのアーティストとしての実力の高さを彷彿とさせる。また、“君”と“僕”の物語で綴られた歌詞も、これ以上にない青春感に満ちている。愛しい笑顔の色を「YELLOW」と喩える歌詞の世界観には、知れば知るほど癖になるメンバー一人ひとりの個性と魅力に連動して胸がときめく。聴く者それぞれがこれまで歩んできた青春に、これから拓かれていく軌跡に、そして色彩がビビットに感じられる春の陽気に、まさにぴったりな一曲だ。

　TREASUREはファンを喜ばせようと、楽曲リリースを前に、メンバー自らTikTokに「YELLOW」のショート動画を投稿している。そのキュートな仕草と表情はすぐに話題を呼び、今度はファンが「#yellowchallenge」としてショート動画を次々に投稿。笑顔のお返しが広がっているのだ。その輪が韓国、日本はもちろんのこと、世界各国のファンへと伝播していっている様子も、見ているだけで幸せな気持ちになる。

　そう、TREASUREにとってショート動画は、そんなファンとの愛情交換の場であると同時に、世界に示したトレンドの最先端としても注目が集まっているのだ。