BALLISTIK BOYZ、言葉に出すことで叶える夢 初武道館も実現、全員の繋がりが生む「7」の力

「7」は7人が“繋がっている”から書ける歌詞

ーー今作に限らずなのですが、メンバーのうちの何人かが作った楽曲でもしっかりと「BALLISTIK BOYZ 7人の姿」が歌詞やサウンドに投影できていますよね。その秘訣はどこにあるのでしょうか。

奥田:(しみじみと)繋がってるからっすねぇ。

砂田:(笑)。よく夢の話をするんです。夢を共有したり、「こういうことやりたい」と語ったり。例えば、シンプルに「こういう車欲しい!」ということも日頃から話していますし、全員で食事に行ったり、飲みに行ったり、シンプルに仲が良いから繋がってるんだと思います。

日髙:あとは、作ってくれるメンバーが自分よがりの歌詞にしていないのかなって。例えば力也が歌う歌詞でも僕にも当てはまるんですよね。自分のことではなくグループの思いを書いている感じがしています。

奥田:……多分、そう。

海沼:「多分」かよ(笑)!

奥田:僕の気持ちではなく、「メンバー全員がこう思っているだろうからこう書こう」というのは一番に考えているかもしれません。あくまでも一人ひとりのバースではありますが、内容はメンバー全員が共感できることを、と考えながら書いています。

ーーなるほど。その結果、BALLISTIK BOYZの現在地を示す楽曲に仕上がっているわけですが、過去のインタビューで「トライ・アンド・エラーをしながら進み続けている」という旨をお話しされていました。

砂田:『Back & Forth』の時ですね。

ーーそうです! トライ・アンド・エラーをしてきた結果、一皮むけた、次のフェーズに進めたと実感できたシーンはありましたか。

砂田:やっぱり武道館公演が決まったときじゃないですかね。

日髙:間違いない。

砂田:武道館は大きいですね。「SAY IT」にもつながる部分なのですが、武道館でライブがしたいとずっと言い続けていましたが、全然叶えられなかった目標だったんですね。悔しい思いをした時期もありましたが、言い続けてきたからこそ形にできた目標です。めちゃくちゃ嬉しいですし、僕らと同じくらいBALLY'S(BALLISTIK BOYZのファンの呼称)も喜んでくれているんだろうなと感じています。

ーーやはり言い続けることが大切なんですね。先ほど加納さんに「悩んで決めたことは貫き通す」とお話しいただきましたが、それは皆さん全員に共通していますよね。自分の気持ちがブレてしまいそうな人にアドバイスをするとしたら?

日髙:体感を鍛える。

砂田:フィジカルの話じゃない(笑)。

海沼:僕が思うのは、1つの夢を7人で背負っているのは大きいのかなって。自分1人だったらいつでも諦められるけど、全員で同じ夢に向かって頑張っているからこそ「生半可な気持ちじゃ進めねぇだろ!」みたいな。

深堀:熱い!

海沼:ブレている人がいたら「ナメんなよ!」って(笑)。

一同:お前、そんなこと言ったら嫌われるぞ(笑)。

深堀:柔らかく書いておいてください。

海沼:「ナメないでくださいませ」くらいで(笑)。でも、本当に「自分のためではなく誰かのために」というのが大きいと思います。

日髙:それは1人でも言えることかもね。習い事でも部活でも夢に対してでも、やっぱり口に出すことが大事なんです。口に出したら後に引けなくなるじゃないですか。実現する前に諦めたらダサいですし。僕らの場合「アリーナツアーをしたい」と皆さんに向かって言い続けていますが、みんなの場合は親や友だちに言うだけでもいいのかなって。そうしたら親や友だちが応援してくれて、「みんなが応援してくれているからダサいところ見せられない」という気持ちになると思うんですよね。

ーー周りも巻き込んでしまう、と。

日髙:他のメンバーもそうだと思うのですが、僕はBALLISTIK BOYZになる前はそうやって1人で夢を叶えるために頑張ってきました。挫けそうな時は家族やお世話になった人、地元の友だちを思い出していましたね。まだ、“ピッグ”ですけど。

ーー(笑)。1人で、そして今は7人で夢に向かって邁進されていますが、BALLISTIK BOYZの活動の中でメンバーが楽曲制作に携わることが増えてきています。それによってグループ全体に変化はあったのでしょうか。

砂田:メンバーが作っていない楽曲がだめということでは一切ないですが、より僕らの思いが乗るようにはなったかもしれません。メンバーが思っているリアルな思い、言葉が詰まっているので、感情が込めやすくなったのはありますね。

海沼:もともと僕らは完全自己プロデュースでやりたいと言っていたので、早い段階でやらせていただけているのはありがたいです。将宏が言ったように自分たちで作っているからこそリアルな思いがアウトプットできますし、それはライブになった時にもろに出るというか。昨年、今年やったライブを振り返っても、それ以前のライブよりも手応えを感じることが多かったんですね。そういった経験をこの段階でさせていただけるのは嬉しいです。

武道館を終えた後に目指すものは?

ーーより大きな手応えを、武道館公演で感じるかもしれませんね。その武道館公演は「新たな目標のスタート」ですが、次の目標はなんでしょうか。

深堀:次はアリーナツアーです。武道館公演は始まりだと思っているので、今応援してくれているBALLY'Sの皆さんをこれからもっと大きなステージに連れていけるよう、頑張りまする!

砂田:「る」いらん(笑)。

ーー(笑)。ちなみに、皆さんは事務所外のアーティストと共演することも多いですよね。そういったステージはどんな気持ちで臨んでいますか。

松井:BALLISTIK BOYZの輪を広げたいという気持ちで臨んでいるのはもちろんですが、僕たちにしかできないステージの見せ方やかっこよさを届けたいと思っています。海外のイベンドに出演させていただいた時も、言葉は違えど思いは伝わるんですよね。なので、自分たちのスタイルと音楽を信じてステージに立っています。

砂田:ライブ力、パフォーマンス力がめちゃくちゃ試されるんですよ。単独ライブだと僕たちのことを好きな方が観に来てくださっていますが、他のアーティストさんと共演させていただくときは僕達のことを知ってくださっている方ばかりではないと思います。そこでいかにお客さんの心を掴めるか。単独ライブのときとは違う気合いが入っています。ステージに上る前、円陣を組む時も「1人でも多くの方に僕達のことを知って好きになってもらおう」という話をしてスイッチを入れて。狩りに出ていく感じでパフォーマンスをしています。

ーーそして、皆さんは海外でも活躍されていますが、今後の海外展開の目標はいかがでしょうか。

砂田:今年ファンミーティングをアジア各地でやらせていただいたので、来年はアジアツアーをやりたいと計画しています。そのために逆算して今年動いていました。国内ではアリーナツアー、海外ではアジアツアーを目標に活動していく予定です。あとは出演したいフェスもいっぱいありますし、コラボしたいアーティストもたくさんいるんですよね。それこそ楽曲制作しているメンバーはライティングキャンプに参加してもおもしろそう。僕個人でもいずれアメリカで映像作品に役者として出てみたい夢もあります。

日髙:海外のステージはたくさん立ちたいよね。グループではもちろん、個人的に海外のステージに立てる日が来たら嬉しいなって。でも、決して夢物語ではない未来だと思うので、これからも頑張っていきたいです。

■リリース情報
9thシングル『SAY IT』
12月4日(水)発売
商品概要:https://m.tribe-m.jp/news/detail?news_id=48820
オンラインストアリンク一覧:https://ballistikboyz.lnk.to/pkg_sayit

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