SixTONES、バンド編成との相性の良さ ドームツアーで強化されたライブの醍醐味
例えば、ジュニア時代から歌ってきた「Rollin'」も、デビュー前からカッコよく響いていたが、今回は2曲目にラインナップ。懐かしい曲として消費されることなく、バンド演奏によって重厚感に溢れ、また新たな魅力を感じた。そして、笑いに溢れたMCからクールダウンするかように、アコースティックVer.で披露した「Call me」「マスカラ」もまた音源とは違った雰囲気に。いつかバンドと共に!と願っていた楽曲もあれば、アレンジを通して新たな発見をもたらしてくれるなど、バンド演奏によって一つの楽曲を様々な角度から楽しめる、SixTONESらしい、SixTONESならではのステージだった。
音楽を愛するSixTONESに負けないくらいの、高い熱量のバンド演奏。それに呼応するように大きく波打つペンライトの海。これぞライブの醍醐味と心酔すると同時に、ライブのスタイルとしての美しさを感じた。
今回の公演は事務所の先輩・後輩はもちろん、京本大我が好んで聞いていたマキシマムザホルモンのナヲをはじめ、多くの著名人が訪れていることをそれぞれのSNSで公表している。この本格的なサウンドをはじめとした評判は事務所の内外に響いているはずだ。
様々な技術が高まっていくことの喜びがある一方で、やはり生身の人間がその時その場に立ち、関わる人たちと心を通わせ、本気でぶつかった時に生み出されるエネルギーは計り知れないと、本公演を通して改めて感じた。早くもライブ映像の発売が待ち遠しいところではあるが、5月1日はSixTONESの結成日だ。10年目に突入する6つの音色。これからさらに磨かれ、輝きを増していくことだろう。
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