Billboard JAPAN、2023年年間チャート発表 YOASOBI「アイドル」が多数首位獲得

 2023年の『Billboard JAPAN』年間チャートの受賞楽曲とアーティストが発表された。

 総合ソングチャート『Billboard JAPAN Hot 100』は、YOASOBI「アイドル」が総合首位に。TVアニメ『【推しの子】』オープニングテーマである同楽曲は、今年4月に配信スタートし、同チャート史上最長となる21週連続首位を獲得。また、6月10日付の米ビルボード・グローバル・チャート『Global Excl. U.S.』では、日本語楽曲で初めて首位を記録した。集計期間中に509,751ダウンロード、527,143,965回ストリーミング再生を記録して、両チャートでも首位に。

 さらに、2位はドラマ『silent』主題歌のOfficial髭男dism「Subtitle」、3位には昨年末の『第73回NHK紅白歌合戦』初出場以降に急伸したVaundy「怪獣の花唄」がチャートインしている。

 総合アルバムチャート『Billboard JAPAN Hot Albums』では、King & Princeのベストアルバム『Mr.5』が首位を獲得。4月19日発売の本作は集計期間内で累計1,408,873枚を売り上げ、CDセールス1位も記録した。また、2位にSnow Man『i DO ME』、3位にStray Kids『Social Path (feat. LiSA)/Super Bowl -Japanese ver.』が続いた。

 総合ソングと総合アルバムのポイントを合算したアーティストチャート『Billboard JAPAN Artist 100』では、YOASOBIが首位に。「アイドル」や「祝福」(総合ソング15位)が年間を通してストリーミングやダウンロードで好調だったYOASOBIは、総合ソングトップ100位内に計6曲、総合アルバムトップ100以内に計3作品がチャートイン。2位は総合ソングトップ100位内に計10曲を送り込んだMrs. GREEN APPLE、3位は同チャート上位100以内に計8曲が入ったOfficial髭男dismとなった。

 YOASOBI「アイドル」は史上最速でストリーミング再生5億回を突破し、現在も再生数を伸ばしている。Official髭男dism「Subtitle」は「アイドル」がその最速記録をたたきだす前の史上最速5億回突破曲だったことから、今年は世紀の大ヒット曲がトップ2に君臨する記録的なチャート結果となった。

 そのほかには、大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)が『2023年年間作詞家・作曲家』1位、結束バンド『結束バンド』が『2023年年間ダウンロードアルバム』1位、新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」が『2023年年間Heatseekers Songs』1位、HoneyWorks「可愛くてごめん (feat. かぴ)」が『2023年年間TikTok Songs Chart』1位、ゆこぴ「強風オールバック(feat. 歌愛ユキ)」が『2023年年間ニコニコ VOCALOID SONGS』1位を獲得している。

YOASOBI コメント

――「アイドル」が“Hot 100 of the Year 2023”を含む5部門で首位、さらに“Artist 100 of the Year 2023”ではYOASOBIが首位を獲得し、計6冠を達成されました。まずは率直な感想をお願いします。

Ayase:本当にうれしいです。これのために頑張ってきたと言っても過言じゃないので。もちろんチャートのために音楽を作っているわけではないけど、一昨年も去年も惜しくも2位で、敗北感みたいなものはすごく味わったし、いつの間にか「ここで1位を獲らなきゃ前に進めない」みたいな気持ちになっていて。ようやく僕の止まった歯車が動き出しそうです。
ikura:私も本当に同じ気持ちですし、3年目で1位になれたということは、YOASOBIが前に進み続けている、更新していることの結果でもあると思うので、それを実感できてうれしいです。

――2024年に向けてどんな未来図を思い描いていますか?

Ayase:ひとつこれだなと思う明確な目標は、YOASOBIを楽しく続けていくこと。そのためにはステップアップを重ねていかなきゃいけない。ここが逆にならないようにしたいですね。何かをするためにYOASOBIをやるのではなく、YOASOBIを楽しむために一つひとつを達成していきたい。すごく基礎的なことですけど、それに気づけたのは大きいと思うので。
ikura:やっとこのフェーズに入れたって感じだね。
Ayase:そう。来年もライブやリリースは予定しているけど、変な慢心はせず、一方で今年身につけた実績や自信は、ちゃんと経験として糧にしながらやっていけたらと思います。
ikura:まだまだ新人なので、しっかりエネルギッシュにやっていきたいです。そのために体は大事にしていきたい。
Ayase:YOASOBI、体調面で何かあったと思われちゃうよ(笑)。いや、別に何かあったわけではないんですけど。
ikura:(笑)。せっかくの勢いや動きを止めたくないっていう気持ちが大きいんですよね。そのためには自分たちが健康でいなきゃいけない。
Ayase:そう。止めないために。

King & Prince コメント

King & Prince初めてのベストアルバム『Mr.5』が、Billboard JAPAN Hot Albums of the Year 2023を受賞させていただき、上半期に、このランキングで1位をいただいた時にも申し上げましたが、改めて手に取っていただいた皆様、そして関わっていただいたすべての皆様、本当にありがとうございます。

5周年の節目にあたる今年、このような大きな賞を受賞させていただけたことは、デビューしてからKing & Princeが作り上げてきた作品や活動を、たくさんの方々が観て、聴いてくださった証だと思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。ティアラのみなさん、ずっと見守って下さり、ありがとうございます。

自分達の作品や活動が、聴いていただける方に喜んでいただけるものであるように、来年からも、もっと頑張っていきます。ありがとうございました。

King & Prince(永瀬廉 髙橋海人)

大森元貴(Mrs. GREEN APPLE) コメント

大変光栄に思います。ありがとうございます。
これまでの自信になると同時にこれからの糧になります。
皆さんに楽しんでもらえるよう、何より僕自身が楽しめるものをこれからも作っていきたいと存じます!益々精進して参ります!

結束バンド

青山吉能

結束バンドの音楽は原作性が存分に音に表れているなと思います。
作曲担当のキャラクターの個性や突飛な発想、作詞担当のキャラクターの等身大に生きる部分等がどの曲にも散りばめられていて、さらにそういった部分をファンの皆さんに考察していただき楽しんでいただくことができる、というところが強みだと感じております。
こんな素敵な賞をいただいて、作中のみんなだったらなんて思うかな、と考えるだけでも楽しいです。

鈴代紗弓

様々なジャンル、多くの音楽がある中で「結束バンド」の楽曲にたどり着いた方がどれほどいるのか、想像してみてもいまいちピンときていなかったのですが、今回の受賞で舌を巻いてしまいました。私は一声優として携わらせていただいているだけですが、感謝の気持ちで一杯です。
音楽は聴いたことがあるけどまだ本編は観たことがない!という方。是非、アニメも覗いてみてください。『ぼっち・ざ・ろっく!』は音楽だけじゃなくて、作品も面白いですよっ。

水野 朔

アルバム『結束バンド』が2023年年間ダウンロード・アルバム・チャートにて1位を獲得させて頂いたということで、信じられない嬉しさと同時に、『ぼっち・ざ・ろっく!』には驚かされてばかりだなと思いました。
こんなに沢山の経験をさせて頂けて、改めて山田リョウ役として関わることが出来てとても幸せです。皆様からの思いも十分理解していたつもりではありますが、次から次へと超えられている感覚です笑
今後ともよろしくお願い致します!Thank you!

長谷川育美

アルバム『結束バンド』が世に出てから、結束バンドのアニメの枠を飛び越えた活躍に毎度驚きと嬉しさを感じています。私はボーカルとして、「ギターと孤独と蒼い惑星」の歌詞のように「聞いて、聴けよ」の気持ちで全て魂込めて歌っています。なのでたくさんの人に楽曲が届いて、DLアルバムチャート年間1位が獲得できたこと、本当に幸せです!
この1枚に色んな顔の結束バンドが詰まっています。そして私はこれからももっと色んな結束バンドの音楽に出会いたい!なので引き続き応援よろしくお願いします!

新しい学校のリーダーズ コメント

Billboard JAPAN 2023年年間チャート“Heatseekers Songs” 1位を獲得しました!
ありがとうございます!
日々我々の音楽を聴いてくださっていること、とても感謝いたします。
これからもよろしくお願いいたします!

HoneyWorks コメント

HoneyWorksのプロジェクト「告白実行委員会~恋愛シリーズ~」のキャラクターソングなのですが、このキャラクターの考えが今の時代を生きる人達に共感してもらえたのかなと思いました。
TikTokを通してたくさんの方に聞いてもらえたこととても嬉しかったです。ありがとうございました!

ゆこぴ コメント

嬉しいな って 思いました。

■『Billboard JAPAN Hot 100』2023年年間チャート結果
<総合ソングチャート>
全国推定売上枚数、ダウンロード回数、ラジオ放送回数、ストリーミング数、YouTubeおよびGYAO!(※)の動画再生回数、カラオケ歌唱回数を元にした独自ポイントを合算した、米国でもBillboard音楽チャートの中心となるチャート。※GYAO!は3月15日公開分まで

1位「アイドル」YOASOBI
2位「Subtitle」Official髭男dism
3位「怪獣の花唄」Vaundy
4位「KICK BACK」米津玄師
5位「第ゼロ感」10-FEET
6位「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」Ado
7位「ダンスホール」Mrs. GREEN APPLE
8位「W/X/Y」Tani Yuuki
9位「Overdose」なとり
10位「美しい鰭」スピッツ

■『Billboard JAPAN Hot Albums』2023年年間チャート結果
<総合アルバムチャート>
全国推定売上枚数とダウンロード数のデータを合算したチャート

1位『Mr.5』King & Prince
2位『i DO ME』Snow Man
3位『Social Path (feat. LiSA)/Super Bowl -Japanese ver.-』Stray Kids
4位『FML』SEVENTEEN
5位『SEVENTEEN JAPAN BEST ALBUM「ALWAYS YOURS」』SEVENTEEN
6位『THE SOUND』Stray Kids
7位『SEVENTEENTH HEAVEN』SEVENTEEN
8位『声』SixTONES
9位『POPMALL』なにわ男子
10位『SWEET』TOMORROW X TOGETHER

■『Billboard JAPAN Artist 100』2023年年間チャート結果
<アーティストチャート>
総合ソングチャートと総合アルバムチャートのポイントを合算したアーティストランキング

1位 YOASOBI
2位 Mrs. GREEN APPLE
3位 Official髭男dism
4位 Vaundy
5位 Ado
6位 back number
7位 優里
8位 米津玄師
9位 King & Prince
10位 SEVENTEEN

■『Billboard JAPAN Hot Animation』2023年年間チャート結果
<総合アニメソングチャート>
Billboard JAPAN Hot 100からTVアニメ/映画のタイアップ楽曲と、アニメ声優による楽曲を抽出したチャート

1位「アイドル」YOASOBI
2位「KICK BACK」米津玄師
3位「第ゼロ感」10-FEET
4位「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」Ado
5位「美しい鰭」スピッツ
6位「ミックスナッツ」Official髭男dism
7位「祝福」YOASOBI
8位「絆ノ奇跡」MAN WITH A MISSION×milet
9位「青のすみか」キタニタツヤ
10位「私は最強 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」Ado

■『Billboard JAPAN Download Songs』2023年年間チャート結果
<ダウンロードソングチャート>
ダウンロード数を集計した楽曲チャート

1位「アイドル」YOASOBI
2位「第ゼロ感」10-FEET
3位「Subtitle」Official髭男dism
4位「絆ノ奇跡」MAN WITH A MISSION×milet
5位「唱」Ado
6位「怪獣の花唄」Vaundy
7位「青のすみか」キタニタツヤ
8位「KICK BACK」米津玄師
9位「祝福」YOASOBI
10位「SPECIALZ」King Gnu

■『Billboard JAPAN Download Albums』2023年年間チャート結果
<ダウンロードアルバムチャート>
アルバムのダウンロード数を集計したチャート

1位『結束バンド』結束バンド
2位『THE BOOK 3』YOASOBI
3位『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』Ado
4位『ユーモア』back number
5位『ANTENNA』Mrs. GREEN APPLE
6位『GOLDEN』JUNG KOOK
7位『Layover』V
8位『ひみつスタジオ』スピッツ
9位『The End of Yesterday』ELLEGARDEN
10位『Specter』星街すいせい

■『Billboard JAPAN Streaming Songs』2023年年間チャート結果
<ストリーミングソングチャート>
ストリーミング数を集計した楽曲チャート

1位「アイドル」YOASOBI
2位「Subtitle」Official髭男dism
3位「怪獣の花唄」Vaundy
4位「KICK BACK」米津玄師
5位「ダンスホール」Mrs. GREEN APPLE
6位「W/X/Y」Tani Yuuki
7位「Overdose」なとり
8位「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」Ado
9位「第ゼロ感」10-FEET
10位「ミックスナッツ」Official髭男dism

■『Billboard JAPAN Heatseekers Songs』2023年年間チャート結果
<ヒートシーカーズソングチャート>
Billboard JAPAN Hot 100を構成するデータのうち、ラジオ、ダウンロード、ストリーミング、週間動画再生数を集計し、その中から急上昇中のアーティストを抽出したチャート

1位「オトナブルー」新しい学校のリーダーズ
2位「Hype Boy」NewJeans
3位「ランデヴー」シャイトープ
4位「本当はね、」ヤングスキニー
5位「ちゅ、多様性。」ano
6位「NIGHT DANCER」imase
7位「ファジーネーブル」Conton Candy
8位「燈」崎山蒼志
9位「Attention」NewJeans
10位「貴方の恋人になりたい」チョーキューメイ

■『Billboard JAPAN Top Lyricists』2023年年間チャート結果
<作詞家チャート>
総合ソングチャートにチャートインした楽曲を作詞家別にランキング化したもの

1位 大森元貴
2位 Ayase
3位 藤原聡
4位 Vaundy
5位 清水依与吏
6位 優里
7位 米津玄師
8位 あいみょん
9位 Daiki Tsuneta
10位 秋元康

■『Billboard JAPAN Top Composers』2023年年間チャート結果
<作曲家チャート>
総合ソングチャートにチャートインした楽曲を作曲家別にランキング化したもの

1位 大森元貴
2位 Ayase
3位 藤原聡
4位 Vaundy
5位 清水依与吏
6位 優里
7位 米津玄師
8位 Daiki Tsuneta
9位 あいみょん
10位 Saucy Dog

■『Billboard JAPAN Top User Generated Songs』2023年年間チャート結果
<ユーザージェネレイテッドソングチャート>
YouTubeの再生数のうち、UGC(ユーザー生成コンテンツ)のみを集計したチャート

1位「アイドル」YOASOBI
2位「酔いどれ知らず」Kanaria
3位「可愛くてごめん feat. ちゅーたん(早見沙織)」HoneyWorks
4位「Overdose」なとり
5位「強風オールバック(feat. 歌愛ユキ)」ゆこぴ
6位「神っぽいな」ピノキオピー
7位「ヴァンパイア」DECO*27
8位「フォニイ」ツミキ
9位「KING」Kanaria
10位「唱」Ado

■『Billboard JAPAN Top Singles Sales』2023年年間チャート結果
<シングルセールスチャート>
シングルの初回盤や限定盤、通常盤などの商品分類上別商品となる売上推定枚数をタイトルごとに合算したチャート

1位『Life goes on/We are young』King & Prince
2位『タペストリー/W』Snow Man
3位『ここにはないもの』乃木坂46
4位『Dangerholic』Snow Man
5位『おひとりさま天国』乃木坂46
6位『人は夢を二度見る』乃木坂46
7位『どうしても君が好きだ』AKB48
8位『アイドルなんかじゃなかったら』AKB48
9位『One choice』日向坂46
10位『承認欲求』櫻坂46

■『Billboard JAPAN Top Albums Sales』2023年年間チャート結果
<アルバムセールスチャート>
アルバムの初回盤や限定盤、通常盤などの商品分類上別商品となる売上推定枚数をタイトルごとに合算したチャート

1位『Mr.5』King & Prince
2位『i DO ME』Snow Man
3位『Social Path (feat. LiSA)/Super Bowl -Japanese ver.-』Stray Kids
4位『FML』SEVENTEEN
5位『SEVENTEEN JAPAN BEST ALBUM「ALWAYS YOURS」』SEVENTEEN
6位『THE SOUND』Stray Kids
7位『声』SixTONES
8位『SEVENTEENTH HEAVEN』SEVENTEEN
9位『POPMALL』なにわ男子
10位『SWEET』TOMORROW X TOGETHER

■『TikTok Songs Chart』2023年年間チャート結果
<TikTok チャート>
TikTok上における楽曲人気を測るチャート

1位「可愛くてごめん (feat. かぴ)」HoneyWorks
2位「アイドル」YOASOBI
3位「イフ・ウィー・エヴァー・ブローク・アップ」メイ・スティーブンス
4位「ファジーネーブル」Conton Candy
5位「Athletic Meet "Heaven and Hell"」Shinonome
6位「Baby you」有華
7位「1001 Arabian Nights」Chipz
8位「唱」Ado
9位「you are my curse」nyamura
10位「ガチやべぇじゃん feat. ななもり。」P丸様。

■『ニコニコ VOCALOID SONGS』2023年年間チャート結果
<ニコニコ VOCALOID SONGS>
動画配信サービス『ニコニコ動画』上におけるVOCALOID曲(※)の人気を測るチャート
※『VOCALOID(ボーカロイド)』および『ボカロ』はヤマハ株式会社の登録商標。

1位「強風オールバック(feat. 歌愛ユキ)」ゆこぴ
2位「フォニイ」ツミキ
3位「きゅうくらりん」いよわ
4位「ラヴィ(Lavie)」すりぃ
5位「酔いどれ知らず」Kanaria
6位「神っぽいな」ピノキオピー
7位「新人類」まらしぃ×じん×堀江晶太(kemu)
8位「ロウワー」ぬゆり
9位「マーシャル・マキシマイザー」柊マグネタイト
10位「アンノウン・マザーグース」wowaka

■関連リンク
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