King & Princeの永瀬廉は「ちょっかいを出したくなるアイドル」と言えそうだ。8月9日、永瀬がパーソナリティを務めるラジオ『King & Prince 永瀬廉のRadio GARDEN』（文化放送）にて、この夏にオンエアされた音楽特番の裏話が披露された。そこで語られたのは、なにわ男子の大橋和也、SixTONESの森本慎太郎、そしてあのミッキーマウスにも翻弄される永瀬の様子だった。

超ハイテンションな大橋に肩を掴まれた『FNS歌謡祭』

　まずは、7月12日に放送された『2023FNS歌謡祭 夏』（フジテレビ系※以下『FNS歌謡祭』）での出来事から。今年の『FNS歌謡祭』では、NEWSのデビュー20周年を祝うスペシャルメドレーが大トリを飾った。なかでも、ラストに歌われた「weeeek」はAI、PUFFY、あの、新しい学校のリーダーズと豪華なアーティストたちとのコラボレーションが実現。さらに、司会を務めた嵐の相葉雅紀と永島優美に King & Princeとなにわ男子も加わって賑やかなステージとなった。

　「みんなでワイワイガヤガヤ騒いでたんですけど。僕の横にね、大橋和也がいたんですよ。僕的にはその場で飛んだりとかして楽しもうかなって思ったんですけど。和也がさ、僕の肩をガシッと掴んで、和也のほうにガッと寄せて、こっち見ながらめちゃめちゃ笑顔で。まあまあ顔が至近距離なのよ。それに引いちゃって、俺。ジャンプはしてたけど、たぶん表情がついていってなかったと思う。大丈夫やったかなあのときの顔」と笑う。たしかに、オンエア時の永瀬を思い出すと、大橋の激しい動きに戸惑ったような態度を見せていた。元気いっぱいに飛び跳ねる大橋に、体を持っていかれそうになりながら、冷ややかな眼差しをしている永瀬が、お祭り騒ぎなステージ上では妙な違和感となって笑いを誘ったのを覚えている人も少なくないだろう。

　その時の状況についてさらに「リハーサルからそうやったの、和也。リハーサルからあのテンション感で、ずっとやってたから。いや、いいことなんですよ、リハーサルからちゃんとやるってのは。でもさ、俺も寝癖ある状態で、まだヒゲも剃ってなくて。っていう状態でアレをやられるとさ、心が追いついてないからそっちに、まだ全然。“本番はやめてほしいな”って言ったら、リハ以上の勢いで来たから。引くほうが勝っちゃった」とも。とはいえ、ラストにはしっかり大橋と笑い合って一緒に手を突き上げていた永瀬。ラジオでも「いや、面白かった『FNS』」と締めており、この“引いちゃった”感はあくまでポーズだということがわかる。単純にノリを合わせてくるのではなく、クールにあしらってくるという笑いを重ねていく。そして実はちゃんと楽しんでいることもわかる……という永瀬のリアクションが、きっと大橋からしたら大いに絡み甲斐があるのだろう。