Snow Manの深澤辰哉が、8月15日放送の『今夜はナゾトレ』（フジテレビ系）2時間スペシャルに出演。レギュラーを務める阿部亮平と“Snow Man同期ペア”を結成して番組を盛り上げた。

　阿部はSnow Man、ジャニーズきっての頭脳派として、クイズ番組で大活躍するメンバーである。一方の深澤も『ノンストップ！』（フジテレビ系）に木曜隔週レギュラーとして出演中。トーク力に加え、同番組でのMC バナナマン・設楽統とのやりとりのような“いじられ力”を活かした番組出演も増えているが、クイズの難問に挑んでいくイメージは薄いのではないだろうか。深澤本人も今回の出演には緊張して臨んだ模様（※1）で、本来はくじを引いてレギュラー出演者とゲストがペアを組むところ、特別に阿部とタッグを組むことに。深澤の緊張感が伝わる“本気顔”が見られる機会となった。放送では阿部が難問に正解して見せ場を作り、深澤も司会のくりぃむしちゅー・上田晋也からイジられて笑いを生むなどいいコンビネーションを見せていた。今年1月放送の『クイズ！倍買』（TBS系）に揃って出演していた時にも感じたことではあるが、阿部と深澤を見ていると、それぞれが自分の得意な部分で前に出たり、逆に相手に託したりできる信頼関係が見えてくる。

　阿部と深澤は冒頭で触れたように、事務所に入った日が同じということから“同期コンビ”としてファンの間では親しまれている。二人は先日8月12日に入所19年を迎えたばかり。20年目に突入してすぐ、揃ってクイズ番組に出演する姿を見ることができたのは、ファンにとってもうれしいサプライズだったことだろう（ちなみに、8月16日は深澤の誕生日と阿部の誕生日のちょうど中間ということでファンの間では「真ん中バースデー」が祝われている）。

　阿部と深澤といえば、昨今ではSnow Manのライブ演出をリードする役割を果たしている印象も強い。具体的にどのような進め方をしているのか気になっていたところ、『日経エンタテインメント！2023年9月号』のインタビューで阿部が以下のように語っていた。「どっちかというと僕はばんばんアイデアを出してみて、深澤がそれに対して冷静な判断をしてしてくれるという感じですかね」「僕1人だと偏りが怖いので、ちゃんとNOを言ってくれるメンバーが相棒としているっていうのは助かる。だからこそ遠慮なくアイデアの数を撃ちやすいんです」。実際のところ、二人がメンバー9人のアイデアをまとめる役割を担っているということも併せて説明されていたため、アイデアマンの阿部が検討材料を多く用意し、深澤が客観的な視点を持って意見することで、議論がスムーズに運ぶよう努めているのではないかと想像する。先述のクイズ番組出演時にも見られたような、お互いの得意な部分を発揮するチームワークだ。長年共に活動してきたからこその連携は、まさに阿吽の呼吸。良き友であり、良き相棒。目に見えてわかりやすい“仲良しコンビ”とは一味違った深みが感じられる関係性ではないだろうか。