後半のMCではオンニ（お姉さん）チームの4人とトンセン（妹）チームの3人に分かれて、楽曲メドレーを用いた2倍速ダンス対決。速度が変わってもしっかりとディテールまで揃えて踊って見せる姿が、過酷なサバイバルオーディションで選抜された彼女たちのハイレベルな実力を感じさせる。日本デビュー曲の「SHUT DOWN -JP ver.-」と、『Day & Night』のタイトル曲の1つですでにMVが1200万回再生を突破している「Tick Tick Boom」では、場数を重ねることで増してきた説得力や余裕感がり、そのパワーを受け取った観客の身体もビートに合わせて自然と揺れている。歌もダンスも表情管理も、表現に対する努力を怠らないCLASS:yの圧巻のパフォーマンスは、まさに“STEAL YOUR HEART”のタイトル通り、観客の心を掴んで離さない。曲が終わりメンバーがはけるとすぐさま聞こえてきたアンコールを求める掛け声と手拍子が、その揺るぎない証拠だ。

　再登場したのち、「『TARGET』にもたくさんの関心と愛を贈ってくださいね」（チェウォン）、「また日本に戻ってきますので泣かないでくださいね。怪我をしないで、健康が第一です」（ボウン）と、ファンに温かなメッセージを伝えたメンバー。暗転してお別れかと思いきや、最後にもう1曲残っているという2度目のサプライズで笑顔をもたらした。これまでのかっこいい雰囲気から一変、明るいポジティブなエネルギーを感じる「TELL ME ONE MORE TIME」のラストサビでステージ左右に広がり、この日のために足を運んだファンにハートを作ったり手を振ったりしながら視線を交わしていく。最後にはステージ中央に集まり、「愛してるよ〜また会いましょう！」と次なる再会に期待を込めた。愛と絆を深め、CLIKE:yの心を盗んだCLASS:y。次はどんなプレゼントを用意して来てくれるのか、今からその日が楽しみだ。