「友だちと遊んでるみたいな番組だよね」

　引き続き後編も、まったりとゲームが続く。紙飛行機を作る場面では、なかなか完成しない草彅に香取が「何してんの」と急かす姿は、本当の兄弟のようで微笑ましい。さらに番組の舞台であるうさかめハウスの窓から紙飛行機を飛ばすチャレンジでは、途中で落ちた草彅の紙飛行機を香取が拾って投げ直すという、ちょっぴりズルをしてみせる。そんなイタズラっぽく笑う2人を見ていると、10代のころからこうして一緒に遊んできたのだろうと想像してしまう。

　また、輪投げをしながら「草彅が今食べたいアイスの味を当てる」というゲームに進むと、香取が「抹茶」「ストロベリー」「バニラ」と思いつく限りを答えて、ようやく「チョコレート」で正解にたどり着く。そのあまりのゆるさに、改めて「マジでもう今どき子供でもこんな遊びしないよ？　いいの？　テレビこれで！」と笑ってしまった香取。そして「友だちと遊んでるみたいな番組だよね」とも。

　想像以上にぴったりとハマった香取の『うさかめ』出演。その存在感は、もはや身内が一人増えたかのようだ。自由にのびのびと過ごす草彅と、それを心地よい距離感で見つめるやすとも、そして草彅をよく知る香取のツッコミがスパイスとなって何倍にも笑いが広がる。その実家のような安心感が4人のやりとりにあった。また「近くに寄ったついでに」という感覚で集まって、4人で「今どき子供でもしない遊び」で盛り上がる姿を見せてほしいものだ。