そうした流れは2010年代以降も続く。『大奥』（NHK総合）や主演映画『#マンホール』など多くの作品で目を惹く役を演じ、得意な英語を生かし海外進出の夢も公言するHey! Say! JUMP・中島裕翔は、雑誌『FINEBOYS』『MEN'S NON-NO』のレギュラーモデルを務めてきた。さらに『ベストジーニスト』で殿堂入りを果たしている。藤井流星とともにツインタワーと呼ばれるジャニーズWEST・小瀧望や、SixTONES・ジェシーも『FINEBOYS』のレギュラーモデルを担当するなど、中島と同じく高身長を生かした新たな活躍の道を開拓してきたメンバーと言えるだろう。さらに、Snow Man・目黒蓮に加え、2022年12月号からはHiHi Jets・作間龍斗とAぇ! group・小島健が『FINEBOYS』レギュラーモデルに起用。中島や小瀧が開拓してきたモデルとしての道が脈々と受け継がれている。

　Snow Manが音楽番組に出演した際に、SNSでグループのファン以外の間でもラウールのスタイルや身長が話題になるなど、高身長メンバーがそのグループを知るきっかけになることもある。このようにアイドルに限らず、人を惹きつけることで成立する職業においては、身長の高さやスタイルの良さが大きなアドバンテージの一つになると言える。

　道枝やラウール以外にも、ドラマ『silent』（フジテレビ系）で人気を不動のものにしつつある目黒など、高身長を誇る若手メンバーは少なくない。彼らがグループのアイコンとして、ジャニーズの新たな道を切り開く未来に期待がかかる。