12月28日より、12月31日放送の『第73回NHK紅白歌合戦』（NHK総合）リハーサルが行われている。出場アーティストたちの会見とリハーサルの模様をお伝えする。

SixTONES

　3年連続、3度目の出場となるSixTONES。背中を向けて登場するというジェシーのボケにすかさず髙地優吾がツッコんだり、メンバーであるにも関わらずなぜか“SixTONESを紹介する風”の森本慎太郎のポージングに笑いが起きたりと、さっそく彼ららしいやりとりが。

　意気込みについて聞かれると、トップバッターを務めることに触れ「いっぱいわちゃわちゃすると思うんですけど、笑ってもらえたら」とジェシー。トップバッターに決まった心境については「びっくりしましたよ、大トリじゃないんだって」と、しれっとボケるジェシーに「欲張りか！」とメンバーからツッコミが。田中樹は、ジェシーの発言をフォローするように「こいつ（ジェシー）、一番緊張してますよ」と、こそっと笑って取材陣に告げ口する。京本大我は、最初の登場ということで「『紅白』をじっくりと楽しめるんじゃないかな」と期待を寄せた。

　ステージパフォーマンスについて田中は「あんなに、テレビで見ている人ばかりがいる前で……歌えないですよ……」「見切れちゃう（隠しちゃう）んじゃないかって…」と恐縮しきり。今回披露するのは「Good Luck!」。過去2回の出演とは系統の異なる選曲については、「今年の『紅白』のテーマと合致したんじゃないかな」と松村北斗。

　今年を表す漢字についても、ボケをはさみつつテンポよく。田中は「メンバー同士、プレイベートで食事に行く機会も増え、より仲良くなっている」「ファンの方との絆もより深まった」と「絆」を、髙地はSixTONESのリーダー制（年始にじゃんけんをして勝った者が務める1年交代制）に触れ、「長（おさ）」を。「1年長かったなぁ、リーダーらしいことは何もできなかったなぁ」と振り返りつつ、「“長”いツアーも完走できた」「髪も伸びて長くなった」と、どんどん「長」にまつわるコメントをつけ足していく髙地。「言えばどれか使ってもらえると思ってるだろ！」と、メンバーにはお見通しだ。

　ジェシーは「たくさんの作品に出演できたし、出会いが多く貴重な年だった」と「出」、京本は「いろんな音楽のジャンルに挑戦できて、SixTONESはこうあるべきだなぁというものが見えてきた」と「定」を。

　松村は『すずめの戸締まり』にて声優に挑戦したことや、アルバム『声』のリリースを控えていることについて触れ、声について考える時間が多かったと「声」、そして森本は「SixTONESそれぞれの個性もカラーとして出てきた1年だった」と「色」を挙げた。残念ながらここで時間切れとなったが、終始SixTONESらしさ全開の会見だった。

Saucy Dog

　2013年結成、初出場のSaucy Dog。2021年に発表し、SNSを中心に若者から絶大な支持を受ける「シンデレラボーイ」を披露する。サウンドをじっくりと味わうことのできるシンプルなステージ。音合わせのみの登場だったが、石原慎也（Vo/Gt）の甘く切ないボーカルが響きわたる、本番さながらのステージを見せた。