GENERATIONS、“10周年への感謝と自信”で熱く盛り上げたツアーファイナル　ニューアルバム＆新ツアーへの意気込みも

　まずは7枚目となるオリジナルアルバム『X（テン）』を2023年3月8日に発売。そして10周年記念ツアー『GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST”』の開催だ。アルバムには数原と佐野玲於が手がけた楽曲や、白濱が手がけたという“GENERATIONSの新たなアンセム”になる楽曲などが収録されるということで、中務裕太は「たくさんの方に支えていただいた10年分の想いを込めたので楽しみにしてほしい」、小森隼は「2023年の僕たちの活動の指針になるようなアルバム。点と点が繋がって線になった今を感じていただけたら」と気持ちを伝えた。またツアーに関して話を振られた佐野が「4月からだと思ってた（笑）。3月か、やべえ」と本音を漏らすと、メンディーが「みんなで頑張って、間に合わせよ！」と笑いを誘う場面もあった。

　生配信が終わると、進行役を務める小森とともにメンバーそれぞれが今回のツアーを振り返っていく。

「来年はDREAMERSの皆さんとの絆をさらに深めて、“最強のジェネ”になりたいと思うので、これからもよろしくお願いします」（中務）

「27公演、走り切った気がします。DREAMERSの皆さんとコミュニケーションを取りながら、ライブは自分達の生き甲斐だなと思った。今日いろんな発表もあった通り、2023年は最高のお祭りにしたいです」（メンディー）

「久しぶりの本格的なツアー。いろんなエリアでエンタテインメントの時間を共有できて、本当にいい思い出ができました。皆さんもライブを通して絆を深めたり、いい思い出を作っていただけていたら嬉しいです」（佐野）

「このライブを通して、やっぱり僕たちはステージに立たなきゃいけないなって思いました。空白の2年があったからこそ、いろんなことを感じたけど、来年もワクワクすることだらけなので僕たちGENERATIONSについてきてください。いや、一緒に歩んでいきましょう！」（白濱）

「今までやってきたツアーの中でも、一番変化が大きかった。3月の東京ドーム（『開幕祭』）に行ったけど、今日は全然違うライブになっていたと思う方もいるかもしれない。いろんな変化ができることを武器に、来年はGENERATIONSが日本中を巻き込めるようになっていきたいと思います。一緒にいろんな夢を叶えましょう」（片寄）

「こんなにも自分の中で10周年が大きなものだとは予想していなかった。どうしていまだにこんなに泥臭くやるのかと思う後輩たちもいるかもしれないけど、それは叶えられていない夢がまだたくさんあるから。これからも貪欲に泥臭く、高校球児のように身を削りながら、武者修行の頃の気持ちで後輩たちのことも引っ張っていきたい。そして素敵なエンタテインメントを、日本全国に届けていきたいです」（数原）

　こうして改めて10周年イヤーへの想いを語った7人が最後に届けたのは「DREAMERS」。メンバーとファンのスローガンでもあるこの曲を笑顔でパフォーマンスし終えると、27公演を完走した喜びをそれぞれ全身で表現しながら7人はステージを後にした。

　事前の取材時に白濱は「バンドみたいに同級生で組んだグループじゃないのに、7人で10年続けるのは結構難しいこと。みんなの努力であり奇跡だなと。誇りを持って10年やってこれたという強い想いが、今後の起爆剤になると思う」と目を輝かせ、片寄は「10周年を迎えてもほとんどのメンバーが20代。このキャリアでこの年齢というのは、自分たちの強みであり自信です。今の自分たちの年齢だからこそできるベストなもの、一番いいと思うものを胸張って表現したい」と抱負を語っていた。

　まだまだ制作の真っ只中らしいが、10周年の“10（テン）”であり、さまざまなフィールドで刻んできた確かな“点”と“点”が線となって繋がっていくことなど、たくさんの意味が込められたというニューアルバム『X（テン）』を作っていく過程でも、7人は個性という名の才能を自由に爆発させながら、チームとしての成長を実感していくはずだ。そしてそのエネルギーを追い風としながら挑む、来年のツアー。2023年、GENERATIONSはツアータイトルにある通り、最高の状態で春の日本列島を席巻していくだろう。