10月8日スタートのドラマ『祈りのカルテ〜研修医の謎解き診察記録〜』（日本テレビ系）で主演を務めるのがKis‐My‐Ft2・玉森裕太。原作は現役の医師・作家の知念実希人の同名小説。玉森演じる主人公の研修医・諏訪野良太がカルテを元に、問題を抱えた患者たちの秘密と嘘を優しく見破るハートウォーミング・ミステリー。玉森は今年7月期放送のドラマ『NICE FLIGHT!』（テレビ朝日系）に続いての出演と、俳優としての勢いを感じる。玉森といえば『オー！マイ・ボス！恋は別冊で』（TBS系）でのラブストーリーが印象的で、しばし恋愛路線が続くのかと思いきや、今度は研修医役かつミステリーと新機軸での挑戦となる。研修医という立ち位置でどう奮闘するのか。患者たちの嘘を“優しく見破る”というフレーズに玉森らしさを感じ、早くもハマり役の予感がする。

　10月15日放送開始のオシドラサタデー『ボーイフレンド降臨！』（テレビ朝日系）でドラマ単独初主演を務めるのがKing & Princeの髙橋海人。本作は、前述の『オー！マイ・ボス！恋は別冊で』や『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』の脚本を手掛けた田辺茂範によるオリジナル脚本。髙橋が本作で演じるのは謎多き記憶喪失の青年・アサヒ。共演は、茶谷かしこ役の桜井ユキ、佐藤渉役の田中みな実のWヒロイン。12歳差の男女が繰り広げるトライアングル・ラブコメディだ。

　髙橋の直近の出演を振り返ると、2020年放送『姉ちゃんの恋人』（フジテレビ系）、2021年には日曜劇場『ドラゴン桜』（TBS系）、そして今年放送の『未来への10カウント』（テレビ朝日系）と相次いで出演。いずれも生徒や弟というバイプレーヤーとしてのポジションだった。今回は主演、そしてラブコメディと作品の系統ががらりと変わる上に、記憶喪失という役どころで、髙橋にとっても新たな挑戦となりそうだ。

　今期のドラマでの役どころは、それぞれが年齢や経験を重ねたからこその配役と言えるだろう。この秋、彼らの挑戦によってまた新たな魅力が引き出されそうだ。

（※1）https://natalie.mu/eiga/news/401101