BTSのJINが、先日ある動画で注目を集めた。その動画は、GILSTORY ENTの公式YouTubeチャンネルにアップされた「キム・ナムギル、映画『非常宣言』制作報告会＋VIP試写会現場！」だ。

　もともとBTSになる前、俳優になることを夢見ていたというJIN。そのきっかけとなったのが、ドラマ『善徳女王』でのキム・ナムギルの演技に感動したことだったというのは、有名なエピソードだ。そんなロールモデルとも言える憧れの人、キム・ナムギルと会うなりJINは「兄さんは見るたびにカッコいいですね。眼差しが一層やわらかくなった気がします。あのときは鋭くて切られるかと思いました」と和やかな雰囲気で挨拶。キム・ナムギルもそんなJINの手を取り『非常宣言』のキャストたちに紹介して回るのだった。

　BTSでは長男のJINだが、今回の動画のように芸能界の先輩たちから弟のように可愛がられる場面も少なくない。BTSにとって事務所の先輩でもあるイ・ヒョンもその1人だ。2018年10月に放送された『ラジオスター』（MBC）ではJINがレコーディングを共にした際「兄さん、どんな感じ？　世界のスターと一緒にレコーディングするのは？」と冗談を言ってきたエピソードを披露している。「JINはそういうことを人を不快にしない形で言うのが本当に上手です」と語っていた。

　そんなイ・ヒョンがJINと同じくらい親しいと話しているのがJIMINだ。「JIMINは私によく似ています。歌ったあと、彼は自分に生まれつきの才能がなかったのはなぜだろうとよく自分を責め、ビデオで自分自身を見て改善するために一生懸命です」とコメント。親近感を持って接してくれるイ・ヒョンに対してJIMINも「うちの兄さん」と呼んでいる。また、イ・ヒョンがYouTube企画でBTSのマネージャーになった動画では、ペットボトルを開けてほしいと可愛らしくせがむシーンも実に微笑ましかった。

　ほかにも、Vが執拗に水を求めるなど、甲斐甲斐しくマネージャー役に徹するイ・ヒョンをメンバーみんなであえてイジって盛り上げていく姿が映し出され、BTSの愛され力を改めて感じられる動画になっている。先輩にはリスペクトを込めつつ、自ら距離を詰めていくというのが、BTS全体に漂う“かわいい弟感”といえそうだ。