このライブでは、『Traveling』という名の通り、5人が様々な場所へと連れて行ってくれる。その一つは南国のビーチだ。サマーチューンを次々に繰り出し、会場は一気に夏のムードになった。5人もCA役は一旦お休みし、観客と一緒にバカンスを楽しむといった雰囲気で、それぞれ少しずつ形が違ったリゾートっぽい花柄の衣装で登場。一瞬で早変わりしたセットを巡っては、寸劇も繰り広げた。「みんな一緒に夏休みのラブをしちゃおう！」と客席を誘い、並んで元気いっぱいのダンスと歌を披露した「Summer Vacation Love」は、観客がペンライトを振って合いの手を入れる。オシャレなサウンドで爽やかさ溢れる「Summer Dude」では、会場にクラップが響き渡った。

　アンコールでは、8月3日にリリースされる22ndシングル曲「Queens Bluff」が、Netflix『賭ケグルイ双』エンディングテーマに決まったことや、11月7日に『i☆Ris 10th Anniversary Live』が、東京・東京国際フォーラム ホールAで開催されることが発表された。昨年の『i☆Ris 6th Live Tour 2021 ～Carnival～』はホールCだったことから、ホールAで開催できることへの喜びを含め、10周年に向けてそれぞれ意気込みを語ったメンバー。

「10周年までまだあと数カ月ある。私たちがどんな経験をするのか、どういう成長をするのか、引き続き見守ってください」（久保田）

「今の時代、アイドルが10年続くのだけでもすごい。私たちを支えてくれた、すてきな環境に感謝したいです」（若井）

「私たちにも皆さんにも、まずは10年間お疲れ様でしたと言いたいです。これからも思い出をたくさん共有できたらうれしいです」（茜屋）

「あとどれくらいみんなとふざけ合ったりできるか考えたら、当たり前にやってきたライブの一つひとつが尊く、愛しいと思えます。11月7日は最強のi☆Risをお見せするので、待っていてください」（芹澤）

「私たちが10周年を迎えられたのは奇跡のよう。11月7日は平日ですが、1日しかない10周年記念日です！私たちの10周年をお祝いしに来てください！10年間の全てを出し尽くした、集大成となるようなライブをお見せします」（山北）

　10年間の思い出と経験をスーツケースに詰め込んで、i☆Ris10周年の旅はまだまだ続く。