BALLISTIK BOYZ、ターニングポイントとなる自信作への手応え 世界進出の野望やEXILE TRIBEとしての使命感も語る
「僕たちが新しい道を切り拓いていかなきゃいけないなと思っている」（日髙）
――他の収録曲に関してもお聞きしたいんですけど、同じように2人の関係性を描いた作品でも、ボーカルチームの「Milk&Coffee」はトーンが違っていて。歌詞から察するに、ちゃんと付き合ってはいないけれども、離れがたい関係というか……。
海沼：ありがとうございます、自信作です！
奥田：あなた歌ってないでしょ（笑）？
海沼：僕も歌いたい願望はありましたけれども、後はボーカルの2人に任せます。
――（笑）。10代のメンバーも多かったデビューの頃の空気感を思い出すと、加速度的に大人っぽい作風にトライしていますよね。
日髙：僕たちずっと成長期ですから（笑）。歌詞の内容的に、この2人は正式に付き合っているわけではなくて、でもどちらか、もしくは2人ともが胸の内に抱えているものがあって……付き合いたいけど付き合えない、互いに本当の気持ちを隠し合っているような、一筋縄ではいかない大人な世界観ではありますね。
砂田：タイトルの通り、甘くほろ苦い世界を感じていただけたらと。
――ちなみにこの曲にはダンスブレイクっぽいポイントがあるんですけど、パフォーマンスについてはどう考えていますか？
日髙：まだわからないですけど、たとえば要所要所でラップチームが1人ずつ登場して、思いっきりソロで踊っちゃうみたいな、これまでの楽曲にはなかった見せ方もありだと思います。
奥田：それもかっこいいよね。
――そして3曲目の「WAVIN’」は、「HANDS UP」（4thシングル『SUM BABY』収録）に続くライブ盛り上げ曲というか、ファンの皆さんと作り上げるライブのワクワク感がダイレクトに伝わるような楽曲ですね。
海沼：そうなんですよ！ ワンマンではないですけど、近々『THE SURVIVAL 2022』でもファンのみなさんに会えるので聴いていると気持ちがアガります。
奥田：本当にこの曲名の通りなんですけど、ファンのみなさんと一緒に手を振って最高の一夜を過ごしたいという思いが込められていて……このWAVIN’って、最近のヒップホップの楽曲でも「イケてる」とか「かっこいいでしょ」的な意味でよく使われているワードなんですよ。自分たちがライブを通してみなさんと一つになるといった意味合いも大切にしつつ「今のBALLISTIK BOYZってイケてるでしょ？」みたいなニュアンスも、この楽曲で見せられたらいいなと思ってます。
この曲のラップはガツガツした感じではなくて、メロっぽい、歌に近いくらいのノリでレコーディングしていて。自分たちにとっては新しい挑戦でもあって苦戦したんですけど、自分たち7人の新しい音楽が表現できたんじゃないかと思います。
――今の話に関連するんですけど、ラッパーチームのラップからも感情がダイレクトに伝わるというか、表現の幅の広がりを感じました。
海沼：たぶん歌い方がボーカルに近いというか、ラップの要素も残した歌い方というのが今までの楽曲にはなかったので、僕たちの新しい一面を聴いていただけるのかなと思います。
ファンのみなさんに応援してもらっている中でも、まだライブでお客さんは声が出せないこのご時世なので、「どうしたらみんなで一緒に楽しめるのかな？」と考えたところから生まれた楽曲でもあるんです。歌詞の内容やパフォーマンス、あと力也の話にもあったように「俺らがFamilyと作り上げてきた絆もイケてるでしょ？」という意味で、全てが繋がってくるんじゃないかと思うんですよね。そういったいろいろな思いや願いも込めて、こういう楽曲を作ることになりました。
――どの曲もそうではありますけど、この曲は特に「生で見てもらわないと！」と思いますよね。
海沼：そうですね。これは映像というよりも、生のライブで伝えるからこそ意味を持つ楽曲かなと思います。まだライブでは披露できてないですけど、ファンのみなさんと手を振り合う画はばっちりイメージできるので、一日も早くライブでやりたいなと思っています。
――この曲って歌い出しが松井さんで、そこも新鮮だなと思ったんです。
海沼：だいたい力也か僕からスタートみたいな流れが多いんですよね。グループを結成した時に、そういったいろんなものも含めて変幻自在にやっていけたらと話していたので、「ここでこのメンバーがこう来る？」みたいな意外性もBALLISTIK BOYZだから表現できることなんじゃないかと思います。
砂田：この曲は歌い出しが利樹で締めがRicky（奥田）なので、ラッパーチームの印象も強いかもしれないですね。
海沼：このラップ始まり、ラップ終わりのパターンは（2ndシングルの）「ANTI-HERO’S」ぶりくらいじゃないですかね。
『THE SURVIVAL 2022』への意気込み
――ライブでの披露、楽しみにしてます。ライブと言えば、さっきお話に出てきた『THE SURVIVAL 2022』ももうすぐですね。
日髙：今回は全員がマイクを持って歌って踊る3チームが揃うので、ある意味、LDHの新しいエンタテインメントの幕開けをお見せすることになると思います。今までのLDHのグループのファンの方々にもきっと新鮮に受け止めてもらえると思いますし、先輩方が2014年に第1回を行った伝統あるイベントなので、そのDNAはしっかりと受け継ぎつつ、この3チームだからこそのエンタテインメントを作り上げられたらとみんな気合いが入っていますね。
――今回のイメージビジュアルを見ていると、ラップバトルのような趣向なのかなと思ったんですけど、どうなるんでしょう？
砂田：そこは見ていただいてのお楽しみですね（笑）。
日髙：でも“SURVIVAL”と銘打っているので、戦わないわけがないですよね（笑）。きっとこのタイトルについても「なるほどね」と思ってもらえるような演出や内容になっていると思います。
海沼：MA55IVEはTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのラップチームなのでもちろんですけど、PSYCHIC FEVERもヒップホップ色が強いグループですからね。
日髙：PSYCHIC FEVERはまた僕らとも違った形で、海外テイストを反映しているグループなので勢いと新鮮さを感じていただける、すごいライブになるんじゃないかと。先輩たちがもし観に来てくれるなら、自分たちの存在感を見せつけるようなステージにしたいです。
――PSYCHIC FEVERや、『iCON Z』を賑わせているZ世代の子たちも全員が歌って踊れるグループですよね。いずれはデビューしてBALLISTIK BOYZと肩を並べると考えると、今のみなさんがLDHの中での立ち位置をどう意識しているのか、気になっていました。
砂田：僕らはEXILE TRIBE初の全員がマイクを持ってパフォーマンスするグループとして活動していて、これまではEXILE HIROさんをはじめとする先輩方が作ってきたレールを辿りながら表現してきた部分もありますが、ここからは自分たちがまた新たなレールをその上に作っていく、先輩方がやってきたようなことを自分たちでやっていくという使命を持って活動しているようなところがあります。自分たちが作ったレールは今後出てくる後輩たちが辿れるようにしていかないと、とも思っていて、いい意味で自分たちにプレッシャーをかけつつ、この先を見据えています。
――なるほど。みなさんもそれぞれオーディションを経験されているので『iCON Z』参加者を見ていて懐かしく思ったり、刺激を受ける部分はありますか？
砂田：一番下の世代だと、僕や力也がオーディションを受けた年ぐらいですかね。僕が13歳、力也が14歳とか。初心を思い出す部分ももちろんあります。「あの時は俺もこんな感じだったな」とか「あんなにハキハキ喋れなかった」とか。
奥田：自分たちのころはダンスや歌だけでオーディションを受けたメンバーもいるんですけど、今はオーディションの一次審査から、たとえばダンスとラップ、ダンスと歌と、どちらもしっかりできる子がたくさんいて……やっぱり時代が変われば才能溢れる子たちがどんどん出てくるので、その子たちをサポートしていきたい気持ちはもちろんありながら、「気付けばすぐに追い越されちゃうかも？」という危機感みたいなものも感じます。自分たちも負けないように、音楽性や行動力を磨いていかないと。自分たちは今年からさらに世界で戦っていこうという強い気持ちがあるので、7人がこれまで以上にグッと一つになって、東南アジアの各国でライブをしていって、もっと大きくなっていけたらいいなと思っています（BALLISTIK BOYZは8月からタイでの武者修行に参加する／※1）。
日髙：力也が言ったように、ハイレベルに歌って踊れるのが当たり前の時代になっているので、Z世代の子たちには個人的にもすごく刺激をもらっています。彼らと実際に関わっていく中で、僕たちが目標とされるような立場になっているんだと再認識することができたので、改めて気が引き締まりました。
さっきマッサン（砂田）が言ったみたいに、“EXILE TRIBE初の全員がマイクを持つグループ”というパイオニアとして、僕たちが新しい道を切り拓いていかなきゃいけないなと思っているんですよね。HIROさんにも、僕ら自身がEXILEであるという気合いと責任感を背負って活動してほしいと言われたことがあるんです。新しい道を切り拓いて進んでいくことはもちろんですけど、先輩たちの思い、“EXILE魂”をしっかり受け継ぎつつ、日本だけではなく世界で活躍できることを目標にこれからも進んでいきたいです。Z世代の子たちがデビューする頃には僕らはもっと先に進んで、大きい背中を見せるくらいの気持ちでいたいですね。
※1：https://realsound.jp/2022/05/post-1027536.html
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BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE サイン入りチェキを1名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。
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※チェキはランダムでの発送となりますので、メンバーの指定は受け付けておりません。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
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＜締切：6月18日（土）＞
■リリース情報
BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
5thシングル『ラストダンスに BYE BYE』
2022年5月25日（水）リリース
＜CD+DVD＞￥3,200（税込）
＜CD ONLY＞￥1,400（税込）