冷静に見守る稲垣、笑いに変えてくれる香取、それを応援するNAKAMAがいたからこそ、草なぎは失敗を糧に何度も奮起することができたに違いない。さらに、最近ではそこに愛犬（フレンチブルドッグ）のクルミちゃんとレオンくんという癒やしの存在も加わった。突如始まった謎の新コーナー『くさなぎパーク』も、そんな愛するペットのためになる情報交換の場となった。

　残念ながら今回クルミちゃんとレオンくんの生出演は叶わなかったものの、しっかりと犬たちに癒やされた草なぎは、後半でも大活躍。ラジオ企画では、リスナーの願いを叶える生電話にて、「なんでも買ってあげるよ」「だって好きだから」と甘いセリフで視聴者を喜ばせ、クリス・ペプラーに乗せられる形で「とにかくイチジクが大好き！」「きゅうり大好き！」「ナッツ食いー！」とハマってることをハイテンションで発表するなど、フル稼働で番組を盛り上げた。

　何度もギターを失敗しながら、ようやくいつもの調子を取り戻した草なぎを見て安心したのか、今度は香取が稲垣からのクレームをさらりと明かす。どうやら3人と草なぎの愛犬2匹の写真になると、2匹の表情の良さが優先されていることに稲垣がご機嫌ななめになったというのだ。

　「2匹にピントが合っててさ！　クルミとレオンがすごく可愛い顔してるのに……」と、稲垣が納得いかない表情の写真が選ばれた悔しさを吐露している間も、草なぎは嬉しそうに愛犬と撮った写真を眺めているというマイペースっぷりを発揮するのだった。

　改めて自由人な草なぎ、そんな彼の生かし方を熟知した香取、そして翻弄される役を買って出てくれた稲垣、それを眺めるNAKAMAたち。その関係性の良さが際立つ、まさに「つよっちゃま回」だった11月の『ななにー』。

　2020年から続くイレギュラーな日々に、2021年を振り返って「うまくいかなかった」と悔しい思いを抱えている人も少なくないかもしれない。そんなときには、草なぎの見せてくれた諦めない心を思い出しながら、自分自身を奮い立たせていこうではないか。笑いと癒やしとマイペースさを大切に、2021年のラストスパートも“がんばりましょう”。