そうして予想以上に収録が盛り上がったことから、10月10日の放送では午前と昼との2回オンエアになったというから驚きだ。その柔軟さもまた草なぎの良さを余すことなく披露してくれる番組として印象的だった。

　読売テレビ宣伝部の公式Twitterには「これ今日のギャラです」とリンゴをうれしそうにもらって帰る草なぎのオフショット動画も。共演するやすともだけでなく、制作スタッフも草なぎとの共演を楽しんでいる様子が伝わってくる。その温かな空気感が視聴者にもしっかり伝わってくるのが、この番組の魅力だ。

　盛り上がった分だけオンエア時間が拡大したり、キッチンに立ったりお茶の間でまったりと過ごす姿は、「ユーチューバー 草彅チャンネル」を彷彿とさせるゆるさ。だが、そこにやすとものコンビ特有のキレキレなツッコミや同世代ならではの共感が加わることで、また違った味わいになるのが面白い。

　素材の良さが全面に出るYouTubeと、プロたちの手によって最高の状態に調理されていくテレビのレギュラー番組。その両方で草なぎ剛という人を楽しめると思うと、これからがますます楽しみだ。