Zeppツアーは「肉眼で観ることでいろいろな発見もある」（夏芽）

ーー5月22日からは初の東名阪ツアー『RAISE A SUILEN ZEPP TOUR 2021「BE LIGHT」』がスタートします。

Raychell：本当だったら去年回りたかったんですけど、ようやく実現できそうです。1年前と比べたらいろいろ楽曲も増えたので、相当楽しいと思いますよ。

小原：RASはありがたいことに、これまで大きな会場でたくさんライブをやらせていただいているんですけど、今回はファンの皆様が全員肉眼で、メンバーをしっかり見られるかもしれない距離感なので、より表情とかパフォーマンスについて、Zeppならではのものを考えていきたいなと思っています。

夏芽：今まで東京でのライブに「遠くていけなかった」という人も来られるかもしれないので、そういう方たちにたくさん会えたらいいなという楽しみがあります。あと、お客さんとの距離が近いから、肉眼で観ることでいろいろな発見もあるんじゃないかな。

倉知：私はツアー自体が人生で初めてなので、同じタイトルを背負っていろんなところで演奏しますが、そのときどきで感情も、体の状態も違うだろうし、いろんな外的要因も重なって毎回同じライブにはならないと思うんです。それが今回、3カ所回ることによってどんな変化があるのか、どんな感情が込み上がってくるのか、自分でもまだ想像できないんですけど、すごくワクワクしています。

紡木：私は同じ日本といっても、土地ごとに地域性があるんじゃないかなと思っていて。それをひとつのツアーで3カ所回らせていただくことによって、毎回会場の雰囲気やお客さんの反応の違いを味わえるのが楽しみですね。

Raychell：どこが一番アガッてくれるんだろうね？　おとなしい会場もあるかもしれないし、そこを全力で煽りたいよね。

小原：逆に燃えますね。

Raychell：あと、今回はVIP指定席というのがありまして。そのチケットをお持ちの方はなんと、公開リハーサルにご招待するんですよ。公開リハーサルなんてこれまでやったことがないですし、私たちもドキドキしているので、いろんなサプライズを用意できたらと思っています。

ーーツアーの前には野外フェス『JAPAN JAM 2021』への出演も控えています（※RASは5月2日に出演）。RASは以前にも『山小屋・ばさらかpresents阿蘇ロックフェスティバル2019 in 北九州』や『マグロック2019』といったロックフェスに出演していますが、そういう場で演奏する際に心がけていることは何かありますか？

Raychell：そういう場ではRASや『BanG Dream!』のことを知らない人が多いと思うんです。例えば、あるフェスでは「RAISE A SUILEN登場です！」とアナウンスされたときに、後ろで壁に寄りかかっている方がたくさんいたんですね。でも、私たちが曲を重ねていくごとに、その方々がだんだん前に来てくれて、一緒にノッてくれて。そういう意味では、『BanG Dream!』プロジェクトでやらせていただくライブパフォーマンスとはまた見せ方を変えて、知らない人も一緒にノれるような見せ方や煽り方でみんなを巻き込むパフォーマンスをそれぞれ意識していたので、フェスだとそういう私たちの一面を見せられているのかなと思っています。

「RASの新たな音楽の扉を開けた」（倉知）

ーーこれをきっかけに、『BanG Dream!』にハマる人もいるでしょうし。今後RASは『BanG Dream!』の世界と、その外側にある音楽シーンとをつなぐ役割を果す存在になるんじゃないかなと感じています。

Raychell：『BanG Dream!』とロックフェスとの架け橋になれたらいいなと思いますし、それこそ『BanG Dream!』には7バンドいるので、絶対に好みのバンドや曲がひとつはあるはずなので、日常に取り入れていただきたいですね。

ーーツアーが終わり、7月17日になるとRASは結成3周年を迎えます。4年目に突入する今、RASとして今後挑戦してみたいことなど、将来の展望は？

倉知：「EXIST」でRASの新たな音楽の扉を開けたので、そういう感じでもっといろんなジャンルにも挑戦したいのがひとつ。あと、これは叶うかどうかわからないですけど、『Rausch und/and Craziness II』（※2021年2月22日、横浜アリーナで開催）のときにチュチュが幕間映像でモーションキャプチャーをやっていたじゃないですか。それをRASメンバー全員でやったら面白そうだなって。そういう、よりキャラクターに寄り添ったライブをしてみたいです。

夏芽：私はいろんなバンドとツーマンライブとかツアーをしてみたくて。ポピパさん（Poppin'Party）はSILENT SIRENさんとやっているじゃないですか。そのRASバージョンとして、めちゃくちゃロックなバンドとバトルしてみたい。

Raychell：殺しにかかってますね（笑）。

小原：いずれは東名阪だけじゃなくて日本中、まだまだ行ってない場所がたくさんあるので、いろいろ回りたいですし、できれば私やロックの地元でもある岐阜でもライブができたらいいなと思います。本当の意味での全国ツアーをしてみたいですね。

紡木：それこそ〈世界へと憑依する〉という「R･I･O･T」歌詞のとおり、ワールドツアーなんかできた日には本当にありがとうございますっていうお気持ちなんですけども。加えて、いつも応援してくださっているバンドリーマーの方はもちろん、ロックが好きな方にも観ていただきたいなと思っておりますので、そういう機会がもっと増えたらなと思います。

Raychell： SNSを通じて本当にたくさんの外国のファンの方がいらっしゃるのも知っているので、いずれはアジアツアーをしたりヨーロッパのアニメフェスにも出演して、現地のオラオラ系の人たちを全員ヘドバンとツーステさせたいな。あともうひとつ、ブシロードさんには『BanG Dream!』プロジェクトのほかにも『D4DJ』とか『アサルトリリィ』とか、いろんなコンテンツがあるじゃないですか。これはできるかわからないですけど、いつか一緒に音楽イベントをやってみたくて。そういうこともブシロードさんじゃなくちゃできないですし、よりいろんな音楽に触れるきっかけにもなると思うので、いつか実現できたらと思っています。

■リリース情報
RAISE A SUILEN 7th Single『EXIST』
2021年4月21日（水）
Blu-ray付生産限定盤：7,150円（税込）
通常盤：1,650円（税込）
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■ライブ情報
RAISE A SUILEN ZEPP TOUR 2021『BE LIGHT』
2021年5月22日（土）Zepp Haneda
2021年6月2日（水）Zepp Nagoya
2021年6月30日（水）Zepp Namba
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RAISE A SUILEN 公式サイト

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