まさに「エモエモのエモ」。嵐の活動は休止しても最強の絆

　何と言ってもこれまでの二人の関係性を強く感じられたのが『VS嵐特別篇～台場で相葉が泣いちゃったSP～』のワンシーンだったのではないだろうか。12月24日の相葉の誕生日を祝うべく豪華に飾り付けられた室内に嵐の5人が揃った。その中で「すげえプレッシャーなの本当に。嵐の番組をもらうってさすっげぇプレッシャーなの」と新しくスタートする『VS塊』への不安な心中を吐露しメンバーから励まされる場面である。感極まって泣き出す相葉に二宮が思わずもらい泣きしてしまったのだ。普段クールであまり感情を表に出さないことで知られる二宮の表情を見たファンも「ニノの涙で涙腺崩壊した」「にのあい尊い」など感動のコメントをSNSに続々と投稿し話題となった。

　相葉の冠番組とし華々しく生放送でスタートした翌日、急きょ代打に抜擢された二宮。他の誰でもなく二宮であったのことは、櫻井翔の言うところのまさに「エモエモのエモ」（『嵐にしやがれ』最終回）ではないだろうか。加えて自らの冠番組『ニノさん』（日本テレビ）ではMCを務め、何より前身の『VS嵐』（フジテレビ系）ではゲームを知り尽くしている二宮。頭の回転が速く冷静で器用な彼なら相葉の欠席も和やかに笑いに変えながら、スムーズに進行してくれることは間違いない。相葉が無事に復帰したあかつきには、同番組で2人揃って共演する姿もぜひ見てみたいと思う。またファンとしては同時に相葉愛を語って止まない同番組のレギュラーである風間俊介とは、どちらが本当の“最強強火相葉担”であるのか対決も含めた共演もぜひ見てみたいところだ。今回の件を通じて嵐としての活動は休止してもメンバーそれぞれが支え合い、常に強い絆で結ばれていることがよく伝わってきた。

　昨日1月8日、相葉の体調が回復し、本日1月9日より活動を再開することが発表され、多くのファンが胸をなでおろしたことだろう。いつもの明るく元気な“相葉ちゃん”の姿が見られる日を楽しみに待ちたい。

■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。