ハロプロ、次世代担う新メンバー分析連載スタート　第1回：アンジュルム 橋迫鈴、為永幸音、川名凜、松本わかな

川名凜（かわな りん）

　川名は2003年12月生まれなので、現在高校2年生の16歳、もうすぐ17歳。アンジュルムにはこの年代のメンバーが多く、笠原桃奈、伊勢鈴蘭、そして新加入の為永も同学年だ。

　出身は千葉県で、これは現在のアンジュルム内では唯一。過去のメンバーだと前田憂佳や室田瑞希が千葉県出身だったので、それ以来となる。

　オーディション最終審査映像では、アンジュルムメンバーからの「どんなステージングをしてみたいか？」という質問に対し「ソロダンスをしてみたい」「いまはまだ練習中だけど、アンジュルムの『Uraha=Lover』の間奏のソロダンスを踊ってみたい」と答えていた。同曲では船木結→竹内朱莉→佐々木莉佳子→室田瑞希の4人がソロダンスを回していくという見せ場があり、確かに印象的だ。将来、アンジュルムのコンサート、あるいは川名自身のソロバースデーイベントなど何らかのステージで「Uraha=Lover」のダンスを披露して、デビュー当時から追っていたファンが感涙するという場面がいまから目に浮かぶようだ。

　また、名前が「りん」なので、橋迫鈴とのリンリンコンビが成立するかもしれないし、しないかもしれない。2003年生まれの川名と2005年生まれの橋迫、年齢は川名のほうが2つ上だが、加入順としては橋迫のほうが先輩という「ねじれ」が生じている。

松本わかな（まつもと わかな）

　松本は神奈川県出身。現アンジュルムメンバーでは笠原桃奈が同郷。過去メンバーでは小数賀芙由香と相川茉穂が神奈川出身だった。

　2007年9月生まれの13歳・中学1年生で、現在のハロプロメンバー全員（研修生は除く）のなかで最年少となる。加入前は橋迫がそのポジションだったのだが、さらに幼いメンバーが誕生した。

　アンジュルム新メンバー加入動画では、日記を毎日書いていると話していた松本。また、『60TRY部』（ラジオ日本）2020年11月17日放送分での竹内朱莉の発言によると、頭の回転が早く、好きな教科は数学で、通知表はほぼオール5に近い状態だという。パリピ成分高めなメンバーが多いアンジュルムに秀才キャラが入ってきたということになりそうだ。

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　今年加入の3名のステージ初お披露目は、12月9日に日本武道館で開催予定の『アンジュルム コンサート2020 ～起承転結～ 船木結卒業スペシャル』。このコンサートで船木が卒業したあと、アンジュルムは再び10人体制となる。ハロプロ研修生での経験を活かして即戦力な橋迫・為永。素人出身ながらグループ内に新風を巻き起こしそうな川名・松本。今後どんな「十人十色」を見せてくれるのだろうか。

※記事初出時、一部表記に誤りがございました。訂正の上、お詫びいたします。

■ピロスエ
編集およびライター業。企画・編集・選盤した書籍「アイドル楽曲ディスクガイド」（アスペクト）発売中。ファンイベント「ハロプロ楽曲大賞」「アイドル楽曲大賞」も主催。Twitter