そして、数多くある卒業ソングの中でも鉄板の名曲「さくら」を歌唱する森山直太朗は、東京から約1300キロ離れている奄美大島の離島・加計呂麻島を訪問。全校児童が7名の西阿室小学校で、たった1人の卒業生のために想いを込めた歌声を響かせる。この卒業生にとって、きっとひときわ忘れ難い思い出になったライブは、画面を通して全国の卒業生たちの胸にも特別なワンシーンとして届くに違いない。

　番組ではこのほか、様々な年代からの支持を得ている珠玉の卒業ソング集も紹介。Twitterにアップされた映像の中では、“思い出の卒業ソング”として「卒業写真」「贈る言葉」「3月9日」などの曲名が挙がっていた。当日の番組では懐かしいVTRと共に届けられる。学生だけではなく、それを経てきた世代でも“卒業シーズン”を楽しめる内容になっているということで、放送時にはリアルタイムでSNS上が大いに盛り上がりそうだ。出演アーティストがどんな楽曲をパフォーマンスしてくれるのかも楽しみに待ちたい。

■渡邉満理奈
1991年生まれ。rockin’on.com、Real SoundなどのWEB媒体を中心にコラム／レビュー／ライブレポートを執筆。趣味は読書でビートたけし好き。