THE RAMPAGEは他グループと何が違う? 新曲「Dirty Disco」にも共通する“特性”を考察
2017年上半期 推定観客動員ランキング第1位を獲得した三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、先日発売したアルバム『涙を流せないピエロは太陽も月もない空を見上げた』が好調のGENERATIONS from EXILE TRIBE……LDHの各男性グループが活躍を見せる中、勢いを増しているのが2017年1月にデビューしたTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEだ。
LDHグループの中では“末っ子”の彼ら。しかし、その実力は確かなものだ。グループのメンバー候補16名は2014年に開催された『EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION』、『VOCAL BATTLE AUDITION 4』、『GLOBAL JAPAN CHALLENGE』という3つのオーディションから選出。その後、全国を回る『武者修行』を経て正式メンバー16名(ボーカリスト3名、パフォーマー13名)が決定したという、叩き上げのグループだ。さらにメジャーデビュー前には3グループに分かれて2度目の『武者修行』を行なっており、オーディションを勝ち抜いた後も互いに切磋琢磨してきた各メンバーのスキルの高さと、グループの結束力は揺るぎない。
ストリートワイズな彼らの本格的なパフォーマンスは、「RAMPAGE=“暴れまわる”」というグループ名通り、HIPHOPを軸とした激しく雄々しいものだ。中でも他グループとの大きな違いは、ハイトーンボイスのRIKU、男らしく力強い声の川村壱馬、シルキーボイスの吉野北人と個性豊かな3人が織りなすボーカルと、13人のパフォーマーによる統一感のあるダンスだろう。特にダンスは、これまでのシングル曲「Lightning」「FRONTIERS」のMVでも、一糸乱れぬパフォーマンスや大人数だからこそできる華やかなフォーメーションで魅了してきた。
その一方で「Get Ready to RAMPAGE Introduced by ANARCHY」MVでの白熱したダンスバトルなどからは、一人ひとりの個性の豊かさをしっかりと感じさせている。統一感を出すには高い実力が不可欠であり、グループとして知名度を上げるにはメンバーの強い個性が欠かせない。THE RAMPAGEはそのどちらもを兼ね備えているグループである。