上白石萌音、リリースイベントで見せた凛とした佇まい 新海誠監督「『歌うべき人』と強く感じた」

 上白石萌音が10月4日、池袋サンシャインシティ噴水広場にて、ミニアルバム『chouchou』発売記念フリーライブを開催した。同作は10月5日にリリースされた上白石のデビュー作で、映画の主題歌や挿入歌のカバー全6曲を収録している。

 

 上白石が公開リハーサルとして、「366日」(映画『赤い糸』主題歌)や「なんでもないや(movie ver.)」(映画『君の名は。』主題歌)の一部を歌うと、道行く人々が足を止めた。本番では広場だけでなく、広場を囲う建物の上階まで埋め尽くされた約2,000人の観客の拍手に迎えられ、上白石が登場。そのままアカペラで、全編英語詞の「On My Own」(映画『レ・ミゼラブル』劇中歌)を歌唱した。先ほどまで初々しい表情を見せていたとは思えぬほどの堂々とした姿で優しくも力強さを感じる歌声を披露し、会場の空気を一変させた。

 

 「初めまして」と上白石は緊張した様子で挨拶すると、「一生で1回のデビュー記念イベント、人が来るか心配でした。皆さん、来てくれてありがとうございます」と会場へ集まった人々への感謝の思いを伝えた。続けて、「皆さんの初恋を浮かべて聴いてください」と、ギターの演奏とともに「366日」を歌い上げた。「小さい頃から歌うことが大好きでした。こんなにたくさんの人に聴いてもらえるなんて、夢みたいです」と感慨深げに歌手デビューへの思いを語ると、上白石がヒロイン・三葉の声を務めた、映画『君の名は。』の主題歌のひとつ「なんでもないや(movie ver.)」を披露。そして、「これは皆さんへのエールです。笑っていれば明日はきっといいことがあるよ、という曲」と告げて、「SMILE」(映画『Modern Times』挿入歌)を歌唱し、ミニライブは幕を閉じた。

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