AKB48川栄李奈、アイドル活動の苦悩を振り返る 「ダンスも歌も嫌いで、最初から辞めたかった」

 その後、鎌倉に到着し、昼食にフレンチトーストを食べながら、木﨑が今後のAKB48について「難しいよね。“AKB48といえば…”みたいな人が卒業して、どうしていいかわからない。私はSKE48から移籍して、盛大に見送ってもらったから、選抜から落ちちゃいけない」と、グループを背負っていく決意を表明。続いて西野が「選抜に入りたい」とこぼすと、川栄は「一番はキャラを付けること。普通の子はバラエティで未姫みたいに面白いリアクションできないから」と彼女のバラエティ―力を高く評価した。

 鎌倉から箱根湯本を目指すため、藤沢を目指す車内で3人は爆睡して素の顔を見せると、茅ヶ崎行きのバス内では木﨑が“今まで一番辛かったこと”について「SKE48に研究生で入って、3期生としてチームSに昇格した時、付いていくのもやっとで、受け入れてもらえなかったから、楽屋に居座る度胸もなくてずっとトイレにいた。その時期は苦痛だった」と告白。これに対し、川栄も「研究生時代、(渡辺)麻友さんのアンダーをやってたんだけど、突然ツアー前日に麻友さんが体調不良で出れなくなったときがあって。マネージャーさんに頼まれて寝ないで覚えていったら、チームBの先輩がめちゃくちゃ優しく接してくれて『やってよかった』と思った」と、努力を重ねた過去を振り返った。

 また、今年も開催が決定した『選抜総選挙』については、西野が「総選挙一番嫌い」と、同イベントに乗り気ではない様子を見せると、木﨑も「それに懸けてる人もいるし、だーすー(須田亜香里)は総選挙で実を結んだ。でも、ファンが頑張った分だけ、自分が頑張った分だけ順位に出るからこそ、私は嫌いだな」と本音を明かした。

 無事箱根湯本に到着し、旅館で和牛御膳に舌鼓を打った3人は、“先輩達が卒業したあと”についてトークを展開。西野が「AKB48大丈夫かなって思う」と語ると、木﨑は「みいちゃん(峯岸みなみ)が卒業したらやってけないよ」と、峯岸の存在がいかに大きいかを明かした。また、木﨑は「入った当初から、同期が先に進んでいるのを見ると、定期的に卒業を意識する。でも、上の人に相談しないということは、本気では思ってないんだろうな」と、自己分析。川栄は「ダンスも歌も好きじゃないから最初から辞めたかった。17歳でピークがあったけど、番組を通じてバカキャラが付いたから続けられた。辞めたいって思った時に何かあるから、何かあると信じて待ってる」と収録当時の心境を明かし、番組が終了した。

 3人が旅を通じて、自身の悩みや未来への展望を明かした今回の放送。次回はAKB48の後藤萌咲と下口ひなな、HKT48の田中美久と矢吹奈子による「中学2年生の背伸び旅」がオンエアされる予定だ。

(文=向原康太)

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