T-BOLAN・森友嵐士、金爆・鬼龍院翔との共作について語る 「声のDNAが似ている」

 続いて、森友はバンドの転機について「曲を作り始めたのが20歳くらいで、プロデューサーに『声はいいけど曲も詞もよくないね』と言われた。僕自身が自分の音楽に触れてなくて、5年くらい自分を置き去りにしていたけど、『Hold On My Beat』という曲で<迷い達が今日をゆさぶる~強がりだけが味方だった>という言葉が出た時に『これが俺の歌なんだ』と思った。作品を作ることで俺は俺のことを知るし、こんなに自分のことを考えなかった」と、自分と向き合えたことでグループが大きく飛躍したことを明かした。また、楽曲に込めたストーリーとして、「自分を大きくするために旅に出るスタッフのために作ったのが『Bye For Now』で、彼が旅立つ日にCDをプレゼントした。あと、プロデューサーを待っている時間が長くて、『じれった~い』とか『うざった~い』って歌ってたら、スタッフに『それいいね!』って言われて、『じれったい愛』が出来た」と名曲たちの誕生秘話を明かした。

 番組の最後には、IMALUが「音楽への情熱を失わずにいれた理由は?」と質問。森友はこれに対し「歌うことが好きだったことを自分自身がよく覚えてるから、歌えないことは息をしていないみたいで見過ごせなかった。これからは自分が好きなことをやりたいし、そこで繋がる人と何かができることがハッピーになる。テーマは『PEACE ROCK』って感じですね」と笑顔で語り、番組が終了した。

 森友が長いキャリアで経験した様々な苦悩や、名曲の誕生秘話が明かされた今回の放送。なお、同番組は5月1日から5月10日の間、渋谷PARCOとコラボしたイベント『BREAK OUT 祭2015 ~POP-UP GaLLeRY~』を開催する予定だ。

(文=向原康太)

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