SteelSeries新作マウス『Sensei Pro』『Rival Pro』発表会レポ ファン待望の“真のリニューアル版”が登場
SCARZ・Artコーチ「運で負けないチームにしたい」
発表会後のタッチアンドトライの場では、Artコーチにさまざまな話を聞いた。選手からコーチへと立場を変え、トライアウトから全公開でチームを作る彼は、新製品とチームの現在地をどう見ているのか。
――あらためて、お気に入りのモデルとその理由を教えてください。
Art:Sensei Proです。僕はかぶせ持ちスタイルなので、Miniだとちょっと小さくて。左右対称がいいのでSensei Proですね。それに昔、Senseiを使っていたんですよ。こうしてまた触れるのがうれしいという愛着もあって好きです。それと僕は、スポンサーさんから提供していただいたデバイスを使うのが好きなんです。そういう意味での「愛」もありますね。
――新機能で、実際に使ってよかった点は?
Art:無制限バッテリーは単純に実用性があります。UWBは、僕はそこまでデバイスに詳しくないので体感できるほどではないんですが、「そういうこと(通信トラブル)が起きない」という安心感が大きいですね。
――SteelSeriesがスポンサーを務める『THE ART OF WAR』では、トライアウトの様子まで公開しています。コミュニティの反応も含めて、どう振り返りますか。
Art:映らないところもありますけど、基本的には出すようにしています。いい意見もいただきますが、僕はどちらかというと厳しい意見の方を気にしてしまいます。落ち込むこともあるけど、まず注目してもらわないと成り立たない職業なので、すごく大切なことだと思っています。選手時代は「結果を出すから黙ってろ」みたいな感じで、絶対にやらなかったので(笑)。新鮮なことをやっているなと思いつつ、応援の声もすごく感じています。あとは僕がプレッシャーに潰れなければ……。
――コーチになって、選手時代とは異なるプレッシャーを感じていますか。
Art:選手のときは自分のことだけでしたけど、コーチになって預かるものが増えました。今はまだ結果が出ていないので、正直、自信を持つもなにもないんです。自信がない状態でプレッシャーに打ち勝って、結果を出さなきゃいけない。日々頑張るしかないと思いながらやっています。
――ヘッドコーチになって、うまくいっているところはありますか?
Art:コーチは感情にあまり振り回されることがないので、僕は多分コーチに向いているんだと思います。選手たちも、僕がタイムアウトを取った後はラウンドの勝率が高いと言ってくれて、ゲームの修正みたいな部分では自信があります。
――逆に、難しいと感じるところは。
Art:ハードワークで普通に壊れそうになりますね(笑)。プレッシャーがかかると不眠になっちゃって、最近は1時間ごとに目が覚めたり、そもそも寝付けなかったりします。常に頭に『VALORANT』がある感じは選手時代もそうでしたが、今の方がより強いですね。
――このチームで支えになっているものは。
Art:みんないい子で、僕とやりたいと言って信頼してくれています。選手もスタッフさんも信じてついてきてくれるので、頑張らなきゃという柱はあります。
――スクリムでの手応えはいかがですか。
Art:最初は「強いだけ」で、すごく粗かったんです。なので規律、つまりプレーの認識をそろえること、フィジカルが下振れても勝てるチームを作るため時間を割いています。始めた頃は喧嘩も文句も多いし、勝てない時期もありました。でも今はだんだん勝てるようになってきて、負けても「いいスクリムだったね」と言える状態になってきました。それが仕組みになっているので、手応えはいいです。そもそもみんなフィジカルは強いので、あとは苦手なマップを練習すればいい感じかなと。
――大会前のメタの変化には、どう向き合っていますか。
Art:(新エージェントについては)正直、大会前に急に新しいものを入れないでほしい(笑)。でも強いキャラなので、使うしかないと思います。環境の変化については、みんなランクを死ぬほどやるので、まず撃ち負けないこと。それに、キャラが変わってもマップの仕組みや少人数戦の強さは変わらない。そういう普遍的な部分に時間を割くことで、安定するように意識して作っています。
――目指すコーチ像はありますか。
Art:何でも言い合える関係を作れるコーチはすごくいいなと思います。話しやすくて、意見をたくさん取り入れてくれる人。QTDのRelifeさんみたいな感じですね。あるいは、REJECTのEgiさんのような圧倒的なマクロを教えてくれる人。何か一つ「頼れるな」と思われるコーチでいたいです。
――『VALORANT Champions 2026』ではどんな刺激を受けましたか。
Art:過去にminiコーチが「どんなに強い構成よりも、一つの構成で同じことを何百回も練習した方がうまくいく」と話していて、本当にその通りだと思いました。実際プレーオフに残ったのは、それを突き通したチームばかりでしたよね。期間中はT1やLOUDともスクリムをしましたが、T1にはボコボコにされて……一番強かった。マクロで差がつきすぎていて、同じゲームにならない感覚でしたね。あと、erde(優勝したLOUDのMVPプレイヤー)はオーラがすごかったです。
――来シーズンに向けた目標を教えてください。
Art:突っ走ることしか考えていないです。大会のフォーマットがまだはっきりしていないので、目標は定めづらいんですが、プレーを見れば「こういう仕組みでやっているんだな」とわかるチームにしたい。運で負けないチームにしたいですね。
――『THE ART OF WAR』シーズン2はどんな内容になるのでしょうか?
Art:みんなでゲーミングハウスに住むので、リアルで話し合ったり、練習の日常が描かれていくと思います。楽しみにしていてください!
■製品情報
製品名:Sensei Pro/Sensei Pro Mini/Rival Pro/Rival Pro Mini
形状:Sensei Pro(左右対称)、Rival Pro(エルゴノミック)
カラー:ブラック、ホワイト
重量:ブラック フルサイズ53g/Mini 49g、ホワイト フルサイズ54g/Mini 50g
接続:UWB(7.25GHz〜9GHz)、最大8,000Hzポーリングレート
センサー:TrueMove 42K Pro(最大42,000DPI、800IPS、70G)
スイッチ:光学式(最大1億回、0.35ms)
バッテリー:Infinite Power System(交換式バッテリー2個付属、ホットスワップ対応)
駆動時間:8K設定時 最大32時間(1個あたり最大16時間)、1K設定時 最大120時間(1個あたり最大60時間)
付属品:充電ベース、交換用マウススケート(100% PTFE)、グリップテープセット
参考価格:33,310円(税込)
発売日:ブラック 2026年11月20日/ホワイト 2026年12月中旬以降予定
販売:全国の家電量販店、Amazon.co.jp、楽天市場ほか