Claudeが25年来の暗号規格の謎を解明 Anthropic、数値の由来を30分未満で特定

Anthropicは10月16日、同社の社内研究用モデル「Claude」が、電子署名に用いられるECDSAに関係するNIST標準の楕円曲線P-192、P-224、P-256、P-384、P-521で使われている数値の起源を特定したと発表した。これらの数値が何に由来するのかは、約25年にわたり明らかにされていなかった。
同社の説明によれば、Claudeはこの調査を30分未満で完了したという。特定された起源は、1990年代のC言語ライブラリに含まれる乱数生成器「lrand48」をUnix時刻で初期化して生成した値であり、P-256についてはそのうち1842番目の候補が規格の数値と一致したとしている。Anthropicは、この結果を再現するためのコードもあわせて公開している。

今回の発表は、暗号そのものを解読したものではなく、新たな攻撃手法や脆弱性の発見でもない。従来、これらの数値については「意図的に弱点を仕込むために選ばれたのではないか」という疑念が指摘されてきたが、今回の調査結果はその疑念を弱めるものだと同社は説明している。
楕円曲線に関連する一部の数値や基準点の起源については、依然として未解明のまま残されているという。























