Figma、AIエージェントの一般提供を開始 キャンバス上でデザイン制作を支援
Figma, Inc.は10月7日、デザイン・プロダクト開発プラットフォーム「Figma」上で動作するAIエージェントの一般提供を発表した。
Figma AIエージェントは、ブラウザ上のキャンバス内でそのまま呼び出せる点が特徴となる。チームがすでに登録しているコンポーネントやデザインシステムを踏まえたうえで作業を進めるため、既存のUI部品やデザインルールと整合した成果物を生成しやすい。一般提供にあたっては、生成品質や指示への追従性、長時間タスクへの対応力が改善されたという。
一般提供にあわせて複数の新機能も追加された。ライブラリにはMarkdown形式の「ガイドライン」を追加でき、推奨される使い方や避けるべき使い方をエージェントに伝えられる。Figma Designのフレーム、FigJamの付箋、Figma Slidesの内容などを横断的に検索して制作に取り込む機能も用意された。チーム独自の作業手順やルールは「スキル」としてまとめ、チーム内やFigma Communityで共有できる。
外部ツールやWeb情報との接続も強化された。GitHub、Notion、Slackなどに蓄積された情報や、Web上の最新情報を取り込んで制作に活用できる。あわせて、チームメンバーのエージェントがキャンバス上で作業する様子をリアルタイムで確認でき、エージェントとのチャットを公開することで検討過程を共有することも可能となった。生成プラグインやFigma Motionとの連携により、動きやエフェクトを加える作業にも対応する。
導入事例としてUberのデザインシステムチームの取り組みが紹介されている。これはベータ版を活用したもので、独自の「スキル」を組み合わせ、コンポーネントの構造を注釈付きの図にまとめたり、使用されている色とデザイントークンの対応を整理したりする仕組みを構築したという。
Figma AIエージェントは、プロフェッショナル、ビジネス、エンタープライズ、エデュケーションの各プランのフルシートユーザーが利用できる。スタータープランでは利用範囲が限定され、コラボシート、Devシート、閲覧シートのユーザーは個人用の作業スペースである各自のドラフト内で利用できる。米国時間10月6日より、エージェントの利用時にはAIクレジットが消費される。