HTCがバーチャルアイドルオーディション番組『VPOP ASIA』始動 審査員としてksonも出演

 HTCは、傘下のVIVE ORIGINALSが新たなバーチャルアイドルオーディション番組『VPOP ASIA』を正式に始動したことを発表した。

 本番組は、VIVE ORIGINALSが培ってきたバーチャルプロダクションの技術と経験を基盤に、中国語圏のポップミュージックIP、バーチャルキャラクターによるパフォーマンス、複数プラットフォームでのコンテンツ配信を融合した企画。

 バーチャルアイドルオーディションという形式を通じて、テクノロジーエンターテインメント、音楽コンテンツ、デジタルIPを組み合わせた新たなコンテンツ制作モデルを提示するとともに、アジアにおけるバーチャルエンターテインメントの協業拡大に向けたプラットフォームとして展開する。

 『VPOP ASIA』は、中国語圏のポップミュージックを軸に、バーチャルキャラクター、デジタルステージ、実在のパフォーマーが参加することで、過去約30年間の中国語圏ポップミュージックを新たに解釈する内容となっている。テレビ、OTT、YouTube、Twitchなど多様なプラットフォームを通じて配信される。


 制作はVIVE ORIGINALSのゼネラルマネージャー・劉思銘が率いるチームが1年半をかけて手がけた。15名のバーチャル練習生が過去約30年間にわたる中国語圏ポップミュージックの名曲120曲を新たに解釈し、中国語圏の音楽シーンで活躍する29名のミュージシャン、アーティスト、プロデューサーが制作および審査に参加する。


 高度な3Dバーチャル技術と実写パフォーマンスを融合し、モーションキャプチャーによってバーチャルキャラクターのステージパフォーマンスを表現。バーチャルアイドルと実在のパフォーマーがともに番組をつくり上げる制作モデルを採用している。司会者、交代で登場する審査員、演奏を担当するバンド、バーチャルキャラクターを演じる舞台裏のパフォーマーは、すべて実在の人物が担当する。

 司会はLulu(黄路梓茵)が務め、Luluがバーチャルアイドルと同じステージで司会を行うのは今回が初めて。収録現場には実際の出演者の姿がないため、モニターを通じてバーチャルキャラクターの位置や身長、やり取りのテンポを確認しながら、会話、ハイタッチ、ハグなどのリアクションを行う必要があったという。Luluは完成映像を見て「私たちの技術は、もうここまで進化したのですか!」とコメントしている。

『VPOP ASIA』の司会者Lulu(左)とバーチャル出場者Vella
『VPOP ASIA』の司会者Lulu(左)とバーチャル出場者Kisui

 審査員はエピソードごとに異なる組み合わせで登場し、作曲・制作、歌唱、ステージパフォーマンス、市場性など、さまざまな観点からバーチャル練習生を審査する。あわせて、日本の人気VTuber・Ksonも特別出演。日本および海外のバーチャルクリエイターコミュニティで知名度を持つKsonの出演は、『VPOP ASIA』がアジアのバーチャルクリエイターおよびエンターテインメントコミュニティをつなぐという今後の展開方針を示すものだとしている。

 『VPOP ASIA』は、7月18日より台湾のTVBS歓楽台およびCATCHPLAY+で放送・配信を開始。7月23日以降は、毎週木曜21時(日本時間)よりVPOP ASIA公式YouTubeおよびTwitchチャンネルでも配信される。

■コメント
劉思銘(VIVE ORIGINALS ゼネラルマネージャー)
台湾のバーチャルエンターテインメントが世界へ進出するための“ファストパス”をつくりたいと考えています。HTCのバーチャル技術を基盤に、VPOPという文化的な取り組みを立ち上げ、中国語圏の音楽トレンドとテクノロジーを融合した新しい姿を定義するとともに、ポップミュージックに『ハイテクかつ完全デジタル』という新たなコンテンツ発展の道を切り開きます。

私たちが手がけているのは、懐かしさを再現することではなく、未来を創造することです。

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