100インチから43インチまで、レグザの2026年春テレビが18モデル揃って登場 「RGB Mini LED液晶」は驚異の美麗画質

 TVS REGZA株式会社は、レグザ2026年春の新製品を発表した。今回のラインナップは、4K液晶テレビ15機種、4K有機ELテレビ3機種というもので、これらを加えるとレグザとして現在50モデル以上の“テレビ”を揃えていることになる。

 2026年4月下旬に開催された新製品発表会では、TVS REGZA株式会社 取締役副社長の石橋泰博氏からレグザブランドについての紹介が行われた。

 レグザというブランドは、今年誕生20周年を迎えた。その間に、『CELLレグザ』や世界初の4Kパネル搭載機、日本初の4Kチューナー搭載テレビなどを発売している。そこでは卓越した技術を使って高画質・高音質を追求し続けていて、さらに日々の暮らしの中で自然に心地よく使える存在であることを大切にしてきたそうだ。

今回登場した2026年春のレグザラインナップ。RGB Mini LED搭載モデルを筆頭に、5シリーズ18モデルを揃えている

「さらなる映像体験の向上」のために、RGB Mini LEDモデルを発売

 石橋氏は、「高い技術力と体験学習、その両立を目指してきたことが今日のレグザにつながってきたと考えています。そうした積み上げの中で20周年を迎えられることは非常にありがたいことだと感じています」と語り、さらに「レグザにとって20周年は、次に向けたスタートラインです。そこでのポイントは大きく3つあります。それは『さらなる映像体験の向上』『グローバル化の加速』『新たなカテゴリーの商品への拡大』です」と続けた。

 そのひとつ「さらなる映像体験の向上」のために、今回の新製品にはRGB Mini LEDバックライトを採用した『ZX1S』『ZX2S』シリーズがラインナップされている。RGB Mini LEDとは、ひとつのセルの中にRGB 3色のLEDが並んでいるもので、それぞれの明るさを変えることで様々な色を再現可能なデバイスだ。

「ZX1S」「ZX2S」シリーズに搭載されたRGB Mini LED。ひとつひとつのセルの中に赤・緑・青の3つのLEDが並んでいる

レグザエンジンZEαで、RGB Mini LEDバックライトの性能を引き出す

 従来の液晶テレビのLEDバックライトは白色光(青色LEDに蛍光体や量子ドットシートを組み合わせて白い光を取り出す)で、これとカラーフィルターを使って色を再現していたのに対し、RGB Mini LEDバックライトでは映像に合わせた色の光を再現できるので、結果として画面上に表示される色の純度や再現性がさらに向上するという。

 そのRGB Mini LEDバックライトの性能を最大限に引き出すのは優れた映像処理回路で、『ZX1S』『ZX2S』にはレグザエンジンZRαが搭載されている。そこではAIがシーンごとの色や輝度を解析し、RGBそれぞれのLEDを独立駆動することで、奥行きと立体感のある映像を再現できるそうだ。

 なお同社は昨年、RGB Mini LEDバックライトを搭載したトップモデル『116ZX1R』を発売しているが、今回は画面サイズも100/85/75/65インチと充実させ、お値段も比較的手頃なゾーンに落ち着いている。これを踏まえて今年を“RGB Mini LED元年”と位置づけ、RGB Mini LED技術を使った高画質を訴求していくとのことだった。

レグザ グローバルブランドアンバサダー、目黒 蓮氏のコメント

新製品の液晶テレビは、すべてMini LEDバックライトを搭載

 その他のラインナップは、4K液晶テレビがMini LEDバックライト搭載の『Z890S』『Z770S』シリーズ合計11モデルと、4K有機ELテレビの『X770S』シリーズが3モデル。

 液晶テレビのバックライトには両シリーズともMini LEDが使われている点もポイントで、これによってコントラスト再現が向上している。『Z890S』『Z770S』シリーズの違いとしては、『Z890S』には液晶パネルに量子ドットフィルターが使われており(43インチは除く)、映像エンジンも上位モデルと同じレグザエンジンZRαが搭載されている(『Z770S』はレグザエンジンZRを搭載)。

 またレグザは有機ELテレビにも注力しており、『X770S』シリーズには新開発有機ELパネルを採用し、高放熱冷却システムを追加して、高輝度と引き締まった黒、高コントラストを獲得した。

 同社が得意とする高画質化技術では、AIが映像のゾーンごとの輝度を分析して最適な調整を行うことで高いコントラストを再現する「AIコントラスト高画質」や、再生するシーンをAIで解析してライブ、夜景、花火/星空、リング競技、アニメといったコンテンツに応じて高画質処理を加える「AIシーン高画質PRO」も全モデルに搭載されている。

TVS REGZAでは2026年を“RGB Mini LED元年”と位置づけ、RGB Mini LED技術を使った高画質を訴求していくとのこと

サウンドやAI機能も進化し、いっそう使いやすくなっている

 音質面ではすべてのモデルが立体音響のドルビーアトモス対応で、搭載されているスピーカーやアンプの数は異なっているが、それぞれで臨場感溢れる音場(おんじょう)を楽しめる。さらに、レグザ本体のスピーカーとサウンドバー(レグザオーディオシステム『RA-B500』と『RA-B100』)との組み合わせでは、両方から音を再生することで、重低音から高音まで迫力あるサウンドを実化できるそうだ。

 AIを使ったレグザインテリジェンス機能も進化し、家族それぞれのプロフィール(好きなジャンルや推し)を登録することで、各自の嗜好や視聴履歴に合わせたコンテンツをレコメンドしてくれる「プロフィール切替」機能も搭載した。気になる番組を簡単に見つけられるのは、タイパの面からも喜ばれるだろう。

 テレビを近い距離で観る場合や、ゲームなどをもう少し小さい画面でプレイしたい場合などは、「画面サイズセレクト」機能も有用だ。例えば100インチモデルの場合は、85〜43インチの間で任意のサイズに調整できるので、映画やドラマは大画面で、ニュースやバラエティは小さめのサイズといった具合に使い分けてもいいかもしれない。

レグザ新カテゴリーとして、イヤホンとゲーミングモニターが登場

 また今回は、レグザブランド初となるイヤホン『RB-A1S』と、ゲーミングモニター『RM-27G5SR』も発表されている。どちらも“レグザ新カテゴリー”に属するもので、映像コンテンツを観る機器の市場が拡大していることを受けてのラインナップ拡充とのことだ。

 『RB-A1S』はオープンイヤー(イヤーカフ)型で、快適なフィット感が魅力とのこと。11mmチタン振動板ドライバーを搭載し、ミュージックモード、シネマモード、クリア音声モードという3種類のサウンドが楽しめる(アプリで切り替え可能)。音漏れ抑制機構も付いているので、電車の中などで使うこともできる。本体カラーはINDIGO、IVORY、ROSE GILDの3色が準備されている。

 『RM-27G5SR』は、レグザのゲーミングモニターとして初めてホワイト仕上げを採用した。これはホワイト系の周辺機器が登場していることもあり、スタイリッシュにデスク周りを整えたいという声に応えたものだ。背面は清潔感のあるホワイトで、前面は映像に集中できるようブラックベゼルを採用している。

 パネルは色鮮やかで広視野角のFast IPSパネルで、解像度はWQHD(2560✕1040画素)を備える。リフレッシュレートは最大200Hzで応答速度は1ms(GTG)なので、動きの速いゲームも快適にプレイできるだろう。

左からTVS REGZA株式会社 取締役副社長 石橋泰博氏、稲本潤一氏、稲村亜美氏、TVS REGZA株式会社 取締役副社長 笹川知之氏

「色の鮮やかさに驚きました」「ワールドカップを観るならレグザ」と絶賛

 今回の発表会では、元プロサッカー選手の稲本潤一さんとタレントの稲村亜美さんをゲストに迎えたトークショーも行われた。

 ステージに展示された『ZX1S』『ZX2S』の印象を聞かれて、稲村さんは「色の鮮やかさに驚きました。どこまでも繊細で、肉眼で見るよりもずっと綺麗な感じもしますし、バラの蕾の開く様子もとても美しいなって感じています」と話していた。

 稲本さんも、「鮮やかなバラの映像があったと思うんですけど、これはやっぱり黒がしっかりしていることが理由でしょう。色のコントラストが優秀なことも、立体感を演出していると思います」と的確な感想を語ってくれた。

 また今年の6月11日から開催される「FIFA ワールドカップ2026」に、TVS REGZAとしてスポンサードしていることを踏まえて、前回(2022年のカタール大会)の映像も再生された。その映像に稲本さんは、「これだけ綺麗になると、選手は逆に困るかもしれないですね。実は選手は試合中に結構ずるいこともやっているんです。そこまで写されちゃうと、もしかしたらファンが減るかもしれない(笑)」と選手経験者らしいコメントを聞かせてくれた。

 その様子を見た司会者から、「おふたりの熱いコメントで、RGB Mini LED液晶レグザがスポーツに最高の一台になることが確信できました。ぜひ“ワールドカップ見るならレグザ”と覚えていただければと思います」という提案があり、発表会は終了となった。

◯参考情報

商品名:RGB Mini LED液晶テレビ
型名:『100ZX1S』『85ZX1S』『75ZX2S』『65ZX2S』
発売日:5月29日
価格:市場想定価格198万円、132万円、77万円、55万円(すべて税込)

商品名:4K Mini LED液晶テレビ
型名:『85Z890S』『75Z890S』『65Z890S』『55Z890S』『50Z890S』『43Z890S』
発売日:5月29日
価格:市場想定価格71万5000円、55万円、44万円、37万4000円、30万8000円、28万6000円(すべて税込)

商品名:4K Mini LED液晶テレビ
型名:『75Z770S』『65Z770S』『55Z770S』『50Z770S』『43Z770S』
発売日:5月22日
価格:市場想定価格44万円、35万2000円、27万5000円、23万1000円、19万8000円(すべて税込)

商品名:4K 有機ELテレビ
型名:『65X770S』『55X770S』『48X770S』
発売日:6月26日
価格:市場想定価格49万5000円、38万5000円、33万円(すべて税込)

商品名:イヤホン
型名:『RB-A1S』
発売日:5月22日
価格:2万6400円(税込)

商品名:ゲーミングモニター
型名:『RM-27G5SR』
発売日:5月29日
価格:4万4000円(税込)

●参考資料
https://www.regza.com

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