旅系女性YouTuber、完全個室の高級夜行バスに「ホテルみたい」　費用対効果を正直レビュー

　旅系YouTuberのしおねるが2025年11月9日、公式YouTubeチャンネルに公開した動画で、完全個室型高速バス「ドリームスリーパー」に乗車する動画を公開した。

　しおねるは新幹線や特急、寝台列車、SL、路面電車など様々な電車に乗って日本全国を旅する自称「鉄オタ見習い」の女性YouTuberで、チャンネル登録者数は13.6万人を数える。

　「【完全個室】日本一高い夜行バスに初乗車【ドリームスリーパー】」と題した動画でJR奈良駅のバスロータリーを歩くしおねるは「超高級夜行バスに乗車します」と切り出した。同チャンネルの企画で夜行バスに乗るのは、JRバス最上クラスの設備を誇る「ドリームルリエ号 プレシャスクラス」、フルフラットシートを搭載した東京-高知間を片道12時間で走る「ソメイユプロフォン」に次いで3回目。「ドリームルリエ号 プレシャスクラス」乗車時にかかった金額が1万4210円だったことを踏まえ、「今回はあの時よりもさらに値段が高いということで若干緊張しております」と話した。

　この日乗るのは、全11席の完全個室型高速バス「ドリームスリーパー」。21時35分発で、東京・新宿へ向かう。乗降口から車内に入ると、細い通路の左右に個室がズラリ。しおねるは「何だかホテルに泊まりに来たような感じです」「バスに乗車したことを一瞬で忘れてしまうこの空間です」と第一印象を伝えた。

　個室の扉を開ければ、NASA考案の「ゼログラビティ」理論を取り入れた電動リクライニングシートが設置された高級感あふれる空間が広がる。しおねるは「今日はここで移動できるんだって思ったら乗車してからさらにテンションが上がります」と声を弾ませた。実際に座ってみると、足元に十分なスペースが確保されており、足をぶらぶらさせてその広さをアピール。シートを後ろに倒し「身体的ストレスを最も軽減する姿勢で無重力状態を体感できる」と謳われるその座り心地を確かめてみたところ、「一直線というよりは全体的にくにゃくにゃっとしている感じ」とレビューした。

　気になる運賃は2万2000円。高額な料金だからこそ「乗車時間を存分に満喫したい」との思いから、個室ならではの楽しみの一つとして「夜のデザート」を持参。強烈な匂いで他の個室に迷惑をかけないようにチョイスしたプリンに舌鼓を打った。

　そうこうしている間に出発から2時間以上が経過し、時刻は23時30分過ぎ。スピーカーからは「夜景などお楽しみながら新宿到着までごゆっくりお休みください……」という消灯のアナウンスが流れる。ライトアップされた大阪城を通り過ぎたあたりでしおねるは、備え付けのホットアイマスクを装着して就寝。その後、5時45分に起床し、到着まで残り50分あまりの時間をプライベート空間でリラックスして過ごした。

　そして「今回初めて完全個室の夜行バスに乗ってみて、やっぱりバスにおいても個室の魅力は計り知れないなと感じました」とし、「リクライニングの角度だったり、車内設備だったり。色々と比べると個人個人で好みは分かれそうだなと思いましたが、この走るプライベートルームを体験して人気の秘密もわかった気がします」と総評していた。

　本動画に対し、コメント欄には「一度乗ってみたい」「自分だけの空間って幸せ」「個室でとても快適そう」などの声が寄せられている。