“いい音が好きな人に、気軽に足を運んで欲しい” 『リアルサウンドテック×野村ケンジ オーディオLABO Session1』が大盛況のうちに終了!

「nwm(ヌーム)」

nwmの展示ブースの様子。中央に新製品の『nwm ONE』のブラックとホワイトが置かれ、その横には『MBE001』などの既発売モデルが並んでいた。

 nwmは2021年に誕生したNTTソノリティのオーディオブランドで、独自の音響技術「PSZ=Personalized Sound Zone」(音漏れを最小限に抑える)と「Magic Focus Voice」(騒音の中から必要な“声”だけを取り出す)を採用したイヤホンやヘッドホンを発売している。

 会場では、18日に発表されたばかりのヘッドホン『nwm ONE』がいち早く体験可能だった。円形イヤーパッドの真ん中に、12mmトゥイーターと35mmウーファーを使った同軸型ドライバーが取り付けられたオープン型ヘッドホンで、「PSZ」技術を組み合わせることで、音漏れを防いでいる。

 野村氏は、「『nwm ONE』は、中空にユニットが浮いている斬新なデザインのヘッドホンで、オープン型なのに音漏れがほとんどないという、不思議な製品です。ドライバーの角度も変えられるので、自分が聞きやすい位置に簡単に調整できるのもいいですね。ユニークだし、実用性もあるという意味でも、ぜひ多くの方に聞いてもらえればと思っています」とその魅力を解説してくれた。

『nwm ONE』のデザインに一目惚れをしたという平石さん。ネットニュースでオーディオLABOが開催されることを知り、代官山まで足を運んでくれました。もちろん試聴後にお買い上げ!

 会場で『nwm ONE』を試聴した皆さんも、音漏れ防止の効果と音のよさにびっくりしていた様子。中には『nwm ONE』のデザインに一目惚れし、音を確認するために代官山まで足を運んでくれた人もいたほどだ。その平石さんは、もちろん音を聞いたうえで『nwm ONE』の購入を決定、箱を抱えて嬉しそうに帰路についていた。

「Shokz(ショックス)」

Shokzブースには骨伝導型防水イヤホンの『OPENSWIM PRO』や、完全ワイヤレスイヤホン『OPENFIT AIR』も並んでおり、これらも視聴可能でした。

 様々なスタイルのオープン型イヤホンを販売しているShokzでは、5月に発売されたばかりの『OOENFIT AIR』と『OPENSWIM PRO』を展示し、多くの方がその音を体験していた。

 特に注目を集めていたのが、水深2mに2時間沈めても音楽の再生が可能な『OPENSWIM PRO』だ。展示コーナーに置かれた水槽の中には『OPENSWIM PRO』が沈められており、小さなお子さんたちが興味津々で覗き込んでいるのも可愛らしかった。

『OPENSWIN PRO』に興味津々の女性ふたり組。実際にその音を聞き、音漏れもまったくないことに驚きの声を上げていた。

 「『OPENSWIM PRO』は骨伝導タイプのイヤホンで、Bluetooth再生に加えてMP3プレーヤー機能も内蔵していて、水泳などのスポーツ時にも音切れの心配がないのがポイントです。もちろん本体を水洗いできるので、普段使いのイヤホンとしてもお薦めです。Shokzはイヤホンファンの間では知られていますが、ブランドとしてもっと幅広い層の方にアプローチしたいというお話もいただいていました。それもあって今回のイベントに出展してもらいましたが、いい機会になったのではないでしょうか」(野村氏)

「Oriolus」「LUXURY&PRECISION」

デジタルオーディオプレーヤーやイヤホンのハイエンドモデルなど、OriolusとLUXURY&PRECISIONの人気モデルが並んだサイラスのブース。

 「Oriolus」はサイラス、ヒビノインターサウンドのエンジニアリングチームとマスター・ラオウが共同で立ち上げたオーディオブランド。「LUXURY&PRECISION」は、精密機器グレードの性能、美しい音色と質感の追求をポリシーとし、音楽本来の魅力を最大限に引き出し、聴く者に深い感動を与える「音楽に対する真の敬意」を体現したオーディオ製品を開発している。

カナル型イヤホン『Traillil JP』を試聴していた方から、野村さんに具体的な質問も寄せられていた。

 会場では、Oriolusの全世界999台限定ポータブルプレーヤー『DPS-L2』や、ハイブリッドカナル型イヤホン『Traillii JP』などの試聴が可能だった。『DPS-L2』はその特徴的なデザインも好評で、手に取ってしげしげと眺めている来場者もいたほどだ。

 LUXURY&PRECISIONからは近日発売予定のUSB DACポータブルアンプ『W2 Ultra』が展示されていた。シーラスロジックのDACチップCS43131を搭載し、音質改善を実現した注目製品だ。他にも本体に天然木バックパネルと金メッキ真鍮フレームを採用した高級機『LP6』も並んでおり、その落ち着いたデザインが奥様方に人気だったそうだ。

 野村氏は、「『W2 Ultra』は、5万円前後のドングルタイプのハイエンドDACの中では、かなり使い勝手のいい製品になっていると思います。『LP6』は見た目もお洒落だし、ボディに木材を使っているなど仕上がりも綺麗です。『DPS-L2』もウォークマンファンにはたまらないでしょう」と、音質だけではない両ブランドの魅力について解説してくれた。

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