『今日好き ホアヒン編』4話ーー人気女子が男子3名と連続2ショット! 恋の糸が入り乱れる2日目

しょう&みあ&れん、『ホアヒン編』の結果を大きく左右するメンバーたち

 次週で最終話を迎える『ホアヒン編』4話を視聴して、こう思った。今シーズンの『今日好き』は、メンバーが一人、涙を流す場面こそ少ないが……。思えば、今シーズンに代表される涙は、いまのところ先週のひなの(瀬川陽菜乃)くらいだった気がする。

 普段に比べてメンバーが泣いている場面が少ない理由は、最終日を前にしてもなお、錯綜する恋に彼らがそれほど焦らず、平静を保っているからか。あるいは、もはや焦りすぎて涙すら出ない状況だからか。おそらく、どちらでもあり、どちらでもないのが答えだろう。むしろ、焦りすぎないながらも、緊張感を解くことを許されるタイミングが見当たらないのでは? というのが、筆者なりの見解である。

 きっと、各々に程度の差こそあれ焦りはある。それは、意中の相手を決めきれず、本心がやや読みづらいメンバー数名と、その周辺の様子を見るに察するところ。そこで本稿では、『ホアヒン編』カップル成立結果を大きく左右しそうなメンバーとして、しょう(角田翔)、みあ(藤田みあ)、れん(藤井恋)の3名をピックアップ。彼らは運命の告白を目前に、いま、なにを考えているのかーー。

 場面は、2日目夕方のグループ行動終盤から。最初に紹介するのは、しょう。いまだ、りあ(米澤りあ)とみづき(北爪美月)の間で揺れ動く想いを、まずはりあとの2ショットで打ち明ける。この後のディナーでも、自身の隣にはりあではなく、みづきを誘うことを事前報告。りあはそれでもすでに、しょうに心を絞っている。

 そんななか、彼らの“未来”を垣間見たかもしれない一コマが。「待って。りあ、めっちゃ言いたいことあったわ。昨日さ、お風呂で歌ってた?」「Saucy(Dog)歌ってるバカでかボイスが聞こえてて、絶対しょうやんって」と、しょうにとっては寝耳に水な話が。カメラが回っていない場所でも、旅を満喫しているのはもちろん結構。それ以上に、そうした少し恥じらいある話をバラしてイジれること。何気なく呼び捨てにできるといった関係性からは、カップル成立後に感じるようなやりとりの匂いを感じられた気がする。

 その後も、りあがプレゼントとして用意してきた、香水を混ぜた自作キャンドルを渡そうとする際、しょうが「いま見てないよ〜」と、自主的に目隠しをしたり、夕方の幻想的なビーチでキャンドルに火を灯した光景にあまりに癒されたからか、「まだ1日目くらいのテンションでいきまーす!」と、再びコンディション絶好調な想いを大きく叫んだり。そんなしょうの勢いに相乗効果で「告白はしょうくんにいきまーす!」「りあを選んでほしいです」と宣言するのが、りあの愛される理由である。ふたりの空気感にはやはり、“間違いないもの”を感じてしまう。

 最終的に、前述の2ショットから戻る際、Saucy Dogの鼻歌を無意識に奏でていたしょう。うれしさの余りなのか。しかしながら、ディナーでは宣言通りにみづきを隣に座らせ、そこからの2ショットでも、彼女が自身の内面を見て選んでくれたのがうれしかったと語る。一緒に遊んでいて、忘れられないくらいに楽しかったのは、みづきの方。彼女にとってもまた、しょうは「女子のメンバーくらい話しやすい」と距離感の近さを感じさせてくれるだけに、みづきに惹かれる理由もよくわかる。だが、しょう。最後にどちらの女子を選ぶんだ? 現状、本当に心のうちが読めない。

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