タレントの所ジョージが、約1年をかけてレース仕様にカスタムした「Honda XR100R」に試乗する動画がYouTubeで公開された。

　今回試乗したバイクは、所の事務所兼秘密基地「世田谷ベース」で総務業務を担う雄一郎さんのものだ。雄一郎さんは、オーバルコースで競い合うバイクレース「フラットトラック」に参戦するべく、同バイクのカスタムに2023年7月末から着手している。2024年4月30日に公開した「１年かけたXR100カスタム全部見せます。その２」と題した動画では、自らシートづくりに挑戦。神奈川県横浜市のバイクシート専門店「川口シート」でアンコ盛りしてもらうなど8割方ベースを作ってもらった上で、試行錯誤を繰り返したものの、完成には至らなかった。

　とはいえ、シート以外は仕上がっているため、その出来栄えを“ボス”に見てもらわないわけにはいかない。ということで雄一郎さんは所のもとに訪問した。カスタムした「Honda XR100R」を一目見るなり、所は「これ、カッコいいね」と評価。その見事なビジュアルに身体が勝手に反応したのか。「シートがないです」という雄一郎の話も聞かず、所は同バイクに跨って私有地内を走行。ぐるりと一周すると「面白いもの持ってるね」「これは楽しいね」と声を弾ませ、まだ走りたそうなそぶりを見せた。

　雄一郎さんは施工中につき、まだこのバイクを一度も運転していない。そのことを告げるも所は「テストライダーだから」と聞く耳を持たない。「ほどほどでお願いします」「やめて！」と心配する雄一郎さんをよそに、「おもしれ～」とぐんぐんと加速して軽快に風を切った。

　なお、私有地に生える木の陰に隠れて映っていなかったのだが、所はバイク運転中に転倒したようで、現に走り終えた後、右ひざの辺りが汚れていた。しかし、雄一郎さんが確認したところ、「全然。転んでなんかいないよ」と否定し、「あれ？　どうしたんだ？」とわざとらしくズボンに付着し砂を払っていた。本当に転倒したのか、はたまた、嘘をついているのかは定かではないが、いずれにしてもケロッとしていて無事そうでなによりだ。

　そして所は「いいオートバイだね、楽しいよ」といい、「公道を走ることだけを基準に考えちゃうと色々と安全基準とか考えなきゃいけないけど、こういう私有地を走るのにはこういうのは楽しいよね。だからトラックで運んで、トラックを走ると。これはなかなか楽しいことだと思います」と語っていた。

　最後に「いいもの作ってるね、君」と改めて、雄一郎さんのセンスを褒めた所。ラスト1ピースであるシートを組み込んで、どんなレース仕様車が出来上がるのか。引き続き注目していきたい。