同じ48G／坂道の元センターでも“結婚生活”は正反対　『私たち結婚しました5』1～5話を振り返る

　続いて、堀未央奈&百瀬拓実の“みおたく夫婦”は、恋人っぽい雰囲気の“たかみる”とは180度異なる「友だち感満載の夫婦」だ。同じ部屋にいても、イチャイチャするムードにはなかなかならない。ふざけたことを言い合って、2人で大笑いしている感じ。だからこそ、ふいに落とされるキュンの破壊力がすごい。

　堀より6歳年下の百瀬に対して、“可愛い”というイメージを持つ人が多いと思うが、弟が2人いる長男だからか、ずば抜けた包容力を感じさせる瞬間が多々ある。たとえば、堀が急に「競歩の練習してみたら？」と言い出しても、すんなり受け入れてやってあげる。お茶漬けを食べている最中だったため、スタジオ陣から「冷めちゃうよ」なんてツッコミの声が上がっていたが、百瀬はあまり気にしていない様子。買い物に行っても、堀の意見に合わせてあげることが多いし、むしろそれが心地いいのだという。

　韓国旅行中、堀が「すごい我が強いっていうか、NOもめっちゃハッキリ言うし、理想の女の子像ともしかしたら違うのかなと思っていた」と不安を吐露したとき、百瀬が「俺ね、かなりなにも考えないで生きてるから、そこら辺すぐ受け流しちゃうかも。あんまり重く考えてない」と返し、“夫婦”で爆笑した瞬間があった。

　正反対な性格の2人は、お互いに分かり合えない部分が多いのでは……？　なんて心配は、杞憂だったようだ。“みおたく夫婦”は、正反対だからこそ、パズルのピースがカチッと合わさるように、2人でひとつの“夫婦”になることができる。

　結婚相手と、ずっと恋人でいたいタイプの人は、“たかみる夫婦”を。友だちのようにラフな関係でいたいタイプの人は、“みおたく夫婦”を参考にしてみてはいかがだろうか。期間限定の結婚生活も、いよいよ後半戦に突入する。いつか、終わってしまうからこそ一瞬一瞬がこんなにも美しい。この儚さこそが、『わた婚』シリーズの醍醐味だと考える。