次世代ANCで話し声も堅実に打ち消してくれる! EDIFIER『NeoBuds Pro 2』レビュー

 いまでは完全ワイヤレスイヤホンでもハイレゾ対応のものが増えているが、2021年にいち早くハイレゾコーデックのLDACに対応し話題となったのが、中国のオーディオ機器メーカーEDIFIERだ。数年前までは、知る人ぞ知るというメーカーだったが、いまでは日本でもイヤホンやヘッドホンメーカーとして認知度が上がっている。オーディオ機器メーカーとして25年以上の歴史があり、古くからのPCユーザーであればPC向けのスピーカーメーカーとして名前を知っている人も多いかもしれない。

 そのEDIFIERから、新イヤホン『NeoBuds Pro 2』が登場した。2021年に発売した『NeoBuds Pro』の後継モデルで、ハイレゾ対応はもちろんのこと、次世代の「ワイドバンドマルチチャンネルANC」の採用が大きな特徴となっているイヤホンだ。

本体・充電ケースはマットな仕上げに

ステム部分は角ばった形状で、表面はマット仕上げになっている

 『NeoBuds Pro 2』はカナル型で、角ばったステムが特徴的なデザインとなっている。表面はマットな仕上げになっており、指紋なども目立たない。EDIFIERのロゴがアクセントになっている。

充電ケースの表面もイヤホンのステム部分と同じマット仕上げだ

 充電ケースも、イヤホン本体と同じくマットな仕上げ。サイズも十分にコンパクトと言っていいだろう。

充電ケースのインジケーターLEDのカラーを8色のなかから選択できる

 なお、充電ケースのインジケーターライトは、カラーを変更することができる。イヤホンの利用中には目にすることがない部分ではあるが、自分の好みの色に変えておけば愛着も湧きそうだ。

 ポーチとUSBケーブル、そして装着済みのものを合わせて7サイズのイヤーチップが付属する。これだけあれば、自分に合うサイズが必ず見つかりそうだ。

デフォルトのタッチ操作

 イヤホンの表面はタッチセンサーになっており、再生や停止、曲送り、ANCの切り替えなど各種操作を行える。この設定はアプリからカスタマイズも可能だ。なお、操作としては2回タップと3回タップのみで、1回タップや長押しは用意されていない。これは、誤操作を防止するためだろう。

最大-50dbのノイズカット ANCの効き具合は3段階まで切り替え可能

 『NeoBuds Pro 2』の大きな特徴となっているのが、最大-50dbのノイズカットをうたう「ワイドバンドマルチチャンネルANC」だ。具体的な技術・仕様については不明だが-50dbもの大幅な騒音低減を実現しているという。また、一般的にANCは低音域の騒音を打ち消すのには強いものの、人の話し声など中高音域を打ち消すのは苦手なことが多いのが、実際に試してみると、エアコンや電車内などの低音域の騒音に加え、人の話し声も効果的に打ち消してくれた。

ANCの効き具合を3段階に切り替えられるほか、アンビエントモード、風切り音の低減モードも用意されている

 ANCのレベルは「高」「中」「軽」の3段階で切り替え可能。外部の音を取り込むアンビエントサウンドも「ボーカルエンハンスメント」「バランス」「バックグラウンドサウンド」の3段階を切り替えできる。このほか、風切り音用のモードも用意されている。

関連記事