伊藤かずえ、「日産・シーマ」の“改造エアコン”を修理　33年乗り続ける愛車の危機にも動じず

　「初代日産シーマ」に30年以上乗り続けていることで知られる女優の伊藤かずえ。この度、不具合が発生していたエアコンの修理が完了したことを、公式YouTubeチャンネル「やっちゃえ伊藤かずえ」に公開した動画で伝えた。

　伊藤は1990年、23歳の時から30年以上に渡って初代日産シーマを愛用。2021年4月に日産自動車でおよそ8か月かけてレストアを行い、同年12月7日には完成車両のお披露目会が行われた。以来、彼女のYouTubeチャンネルでは、親交のある芸能人を助手席に乗せてドライブに興じる動画を投稿するなど、シーマでのカーライフを楽しむ姿を度々紹介していた。

　そんな30年来の相棒に異常事態が発覚したのは、2023年5月24日に公開した動画でのことだった。動画で伊藤は、神奈川日産・宮前店に訪れ、シーマの6ヶ月点検をお願いした。タイヤ、車体の下回り、バッテリーなど、各部問題なく作業が進められるなかで、エアコンのガス漏れが発覚。担当した整備士によると、部品交換が必要とのことだった。人生の半分以上を共にする愛車に生じた予期せぬ不具合。伊藤は「部品交換が出てしまいましたね……」と、心配そうな表情を浮かべていた。

　9月9日に公開した「【ついに！！】愛車・シーマのエアコン修理が完了…ホース交換の様子に完全密着！」と題した動画で伊藤は、ガス漏れの原因だったエアコンホースの修理が完了し、この日装着作業を行うということで、再び神奈川日産・宮前店へ訪れた。

　それにしても、レストア完了から2年あまりでなぜ故障したのか？伊藤によると、シーマのエアコンは10年ほど前に一度壊れており、当時すでに純正品がなかったため、「（同じ日産車である）セドリックのものを改造して、他の工場で作っていただいた」という。この改造エアコンは、純正ではないゆえに、レストア対象外だったとのことだ。伊藤は「ホースのガス漏れは多分、経年劣化かな」と原因を推察し、「日産さんにはなんの非もありません」と擁護した。

　その後、エアコンホースの取り付けは無事に完了。伊藤は「完璧に直りましたね。うれしいです」と声を弾ませた。今回のエアコンの修理代は、8万693円。「エアコンを作ってもらったときは60万円ぐらいしたので、よかったです、これくらいで済んで」といい、「エアコンも直ったので、また快適なドライブができると思います」と微笑んでいた。

　こうして伊藤のもとに戻ってきたシーマ。いずれ近いうちに再び元気に走る姿が、彼女のYouTubeチャンネルに公開された動画で確認することができるだろう。