まもなく開催の『WWDC23』その内容を大胆予測！　噂の発表予想を直前チェックしよう

今回、発表が期待されているAppleの最新モデルは……？

●『Mac Studio』
　現在、カスタマイズモデルの出荷予定が6月末と従来より遅れていることから、新モデルが登場するのではと期待されている。次期M3ではなく、現行M2の上位チップ「M2 Max」や「M2 Ultra」を搭載したモデルの登場か？

●『MacBook Air（15インチモデル）』
　現行のMacBook Airはディスプレイサイズが13インチだが、より大きな15インチモデルが登場すると噂されている。

●Appleシリコン搭載『Mac Pro』

　現在、Macラインアップの中で唯一Appleシリコン化されていないのが最上位モデルのMac Proだ。本格的なクリエイティブワークに適した「Mac Studio」も存在するが、拡張性を考えるとMac ProのAppleシリコン化を待ち望んでいる人も多い。2019年の登場以来、長らく放置状態だったMac Proに何らかの動きがあるのでは？

　さて、こうした新製品は良くも悪くも現行モデルをパワーアップしたもの。新機種への買い替えを検討している人には朗報だが、『何かワクワクするような新製品が出ないか』と期待する人にとっては肩透かしの感があるだろう。ちなみに、みんなが期待しているiPhoneの時期モデル『iPhone 15』シリーズに関しては、毎年新機種は秋ごろに発表されるので今回の「WWDC」でのアナウンスはないはずだ。

　それより今回もっとも期待されているモノがある。それがMRヘッドセットだ。仮想現実（VR）と拡張現実（AR）を組み合わせた複合現実（MR）を利用できるヘッドセットは、ここ数年Appleが開発を進めていると噂されてきた期待の新デバイスだ。これまで何度も「今年登場する！」と噂されてきたが、Appleは沈黙を続けてきた。それが今回、ついに発表されるのではと期待が膨らんでいるのだ。

　現在、市場にあるVRゴーグルやヘッドセットとは比べ物にならないほどクールな製品だとか、まだ製品レベルではなく開発者向けキットのような位置付けとか、いろいろ噂が飛び交っているが真相は未だ不明だ。OS名は「xrOS」になり、パススルー式のフロントディスプレイを搭載したゴーグルタイプのデバイスに外付けバッテリーパックというセパレートタイプで登場するという噂も耳にする。

　今回のキーノートスピーチの会場にVRやAR業界の関係者が招待されているとの情報もあるので、何らかの発表があることに期待したい。登場すればiPhone以来の画期的なゲームチェンジャーとなるはずだ。

Marcus Kane氏によるビジュアルモックアップの画像
https://www.behance.net/Konso1e

◎最後に個人的に期待したいものを挙げておこう。

・今年3月にサービスが開始されたAppleのクラシック音楽配信サービス「Apple Music Classical」の日本でのサービス開始！
https://www.apple.com/jp/newsroom/2023/03/apple-music-classical-is-here/

・Card（Apple Card）の日本でのサービス開始！
https://www.apple.com/apple-card/

・モバイルデータ通信の圏外やWi-Fiの通信範囲外にいるときに衛星経由で緊急通報サービスにテキストを送信できる「衛星経由の緊急SOS」が日本でも利用可能に！
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph2968440de/ios

　さてさて、どんな発表になるかワクワクしながら期待しよう。ちなみにキーノートスピーチはライブ配信されるので、AppleのウェブサイトまたはApple TVアプリで誰でも観ることができる。念押しすると日本時間で6月6日午前2時から。興味のある人は眠い目をこすりながらリアルタイムでチェックしてみよう。

◎参考情報

Apple イベント情報
https://www.apple.com/jp/apple-events/