地方の女性YouTuber、ファンの“市役所職員”に個人情報特定され涙の訴え 「田舎でYouTuber」は難しいことなのか

 現在、多くの人にとって憧れの職業として挙げられるYouTuber。働く場所を選ばない仕事としても人気だが、 2023年5月29日にとある女性YouTuberが、田舎での活動のしづらさについて涙ながらに告白した。

今後のYouTube活動について。正直にね

 今回、動画を投稿したのは登録者数38万人の女性YouTuber・みそ。彼女は愛媛県西条市の出身で、18歳のときに韓国への留学経験がある。現在は、主に韓国について発信する動画で人気を博しているが、1年ほど前からYouTube活動に対してネガティブな感情があるらしく、心から活動を楽しめていないようだ。というのも、視聴者が考えるみそのイメージと、本人がやりたいことにギャップがあり、望んでいることがなかなかできないらしい。

 動画内では「YouTube始めた頃って今と体型も全然違うし、韓国に住んでいたり、愛媛に住んでいたり、田舎のみそちゃんて感じだったんやけど。昔のほうが自分のこともっと好きだったし、自信があった」と告白している。

 活動拠点としていた愛媛県西条市では多くの人に認知されているため、個室の居酒屋に入っても店員さんに会話を盗み聞きされそうになったり自宅に突然人が来たりと、落ち着かない生活をしていたようだ。ある日突然、ファンと思われる職員に電話で市役所に呼び出され、住所や年収などを認知されてしまうこともあったとのこと。

 本人であることがバレないように、サングラスやマスクで変装することもあったそうだが「芸能人ぶっている」と思われることもあり、生きづらさを感じていたというみそ。現在は上京して自分らしさを取り戻しているものの「東京に染まった」と思われないか当時は悩んだようだ。動画後半では「まだ私は西条でのびのびと生活できるメンタルにはいけてないけど、いつかそのメンタルになれたら西条に住みたい」と想いを語っている。

 東京などの都市部に住んでいると、田舎でのびのびした生活に憧れる人も多い。しかし、YouTuberという認知されることが前提の職業だと、閉鎖的な環境や人間関係に対して、逆に生きづらさを感じてしまうこともあるようだ。「田舎のYouTuber」として世間で認識が広がってしまうと、都会での暮らしやブランド物の購入などもしづらくなってしまう。

 コメント欄では「どんなみそちゃんでも今まで通り応援したいよ!」「変わったんじゃなくて、成長していってるだけなのにね…」などの声が寄せられている。すぐにメンタルを完全回復させるのは難しいと思われるが、彼女が今後も自分らしく生きられるように祈るばかりだ。

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