『大乱闘スマッシュブラザーズX』15周年 任天堂の枠組みを超えた初の「スマブラ」
復活を望む声も多い「亜空の使者」
先述のようにユーザーからもさまざまな意見が寄せられた本作だが、実はシリーズでもっともソロプレイ用のコンテンツが充実していたタイトルでもある。なかでも、「亜空の使者」の復活を望むファンも少なくない。
「亜空の使者」は、『スマブラDX』のアドベンチャーモードを発展させたストーリーモードだ。基本的には「星のカービィ」のような2Dスクロールアクションになっており、本作の登場キャラクターたちがクロスオーバーするオリジナルストーリーが展開される。ストーリーの合間にはフォックスを無理やり連れまわすディディーコング、メタナイトと共闘するマルス、ガノンドロフと手を組むクッパなど、作品の垣根を超えた夢の共演がムービーつきで描かれた。
ステージ数も30以上とボリューム満点で、友人と遊べないときにはひとりで亜空の使者をやり込んだというプレイヤーも多いだろう。個人的にはとても満足度の高いコンテンツだっただけに、以降のタイトルに同様のモードがないことを残念に思う。いつかまた、「スマブラ」でオリジナルストーリーが描かれることはあるのだろうか。
ソラの参戦が『スマブラSP』を変えること、「スマブラ」において変わらないこと
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