『ブレワイ』のフィールドには、祠（ほこら）という施設が無数に存在する。「ゼルダ」シリーズの醍醐味である、さまざまな謎解きにチャレンジする場所であり、広大なマップを移動しやすくするワープポイントでもある。特徴的なのは、それぞれの祠に「マ・オーヌ」や「ジャ・バシフ」など読みにくい固有の名前が付いていること。じつは、この祠の名前は『ブレワイ』開発陣の名前のアナグラムということがファンによって突き止められている。

　ゲーム内では祠に近づくと名前が表示されるのだが、キヨ。は突如、次に現れる祠の名前を当てるという「祠の名前当てゲーム」を始める。上記のアナグラムだと理解していても、当てることは難しいゲームに毎回挑戦するのだが、コログの森でついに運命の祠と出会う。「モン・レゴル」と予想したその祠の名前は何だったのか、ぜひ実況の中で確かめてみてほしい。

DLCまでしっかりとプレイ、続編実況にも期待

　キヨ。の『ブレワイ』実況は、全27パートで構成。DLCの追加コンテンツもしっかりとストーリーの道中にプレイしてくれているのは、嬉しいポイントだ。

　序盤では「このペースだと実況はいつまでも終わらないのでは？」と危惧していたコメント欄も、ストーリーの終盤が近づくにつれて、「終わらないでくれ」「この実況が生きがいだ」など、リンクとキヨ。の冒険の終わりを惜しむコメントであふれるようになって行った。また、後半には3時間近いパートが増えてくるのだが、動画時間が伸びれば伸びるほど「もっと長くてもいい」「ありがとう」といったコメントも見られた。

　「祠の名前当てゲーム」だけでなく、無意識な縛りプレイを行ったり、毎回のように登場する敵に翻弄されたり、個性的なキャラクターとのやり取りをしたりなど、もはやここだけでは説明しきれないほどの魅力が彼の動画には詰まっている。

　リンクとキヨ。の冒険でしか見られないワクワクが詰まった唯一無二の『ブレワイ』実況に、日本中が魅了された結果が、今回の「国内トップゲーム動画」部門での1位につながったのではないだろうか。

　続編となる『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の発売後、また新たなリンクとキヨ。の冒険が見られるのか、続編での実況にも期待が集まっている。