『覆面D』1話ーー関口メンディー演じる熱血教師が“教育困難校”で奮闘 150キロの大男を投げ飛ばす?

 注目してほしいのは、教師としての大地の姿だけではない。武藤に諦めない心を伝えるために「150キロの大男を投げ飛ばしたら1000万円」という企画に参加し、プロレスラーにスカウトされるのだ。ここから大地は、覆面レスラーとして二足のわらじで活躍することになる。関口のたくましい身体と大きな背中から、画面越しでも迫力が伝わり、レスラーシーンにもピタリとハマる。関口自身の持つ身体能力についてはバラエティ番組や普段のステージングからも、よく知られているだろう。大地はまさに関口の特技を活かした役であり、身体を使った芝居も見応えたっぷり。第1話では大男を投げ飛ばそうと奮闘するシーンで発揮されたが、今後は実際にプロレスをする姿でも魅力を堪能できるのだろうと期待が膨らむ。

 学園ものでありつつも、若い世代に蔓延る難しい社会問題にも切り込んだ本作。大地が教師として、そして覆面レスラーとして邁進する姿はもちろん、ヤングケアラーの存在や、在学中の妊娠など、今の日本が向き合わなければならない若者の問題に目を向けるきっかけにもなるのではないだろうか。一度夢破れた教師・大地大輔が生徒たちと向き合う中で、自身の課題を克服しようと邁進する姿を応援したい。

【場面写真】『覆面D』1話ハイライト

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