『東京ゲームショウ2022』押さえておきたい注目タイトルは? リアル開催ならではの体験に期待
ゲーム業界外の企業が次々参戦。多様化する「東京ゲームショウ」を取り巻くモノ・コト
また、今年の『東京ゲームショウ2022』には、直接的にゲーム産業に携わる企業以外にも、さまざまな企業がブース出展を予定している。いまやマルチプレイには必須のボイスチャットサービスとなりつつある「Discord」、コストパフォーマンスの高い家具・インテリア雑貨を販売する「ニトリ」、液晶モニターやプロジェクターなどの電化製品を製造する「BenQ」、日本を代表する音響メーカーのひとつ「ヤマハ」、Razer製品の国内正規代理店を務める「MSY」などはその一例だ。
こうした出展企業の多様化からは、ゲームカルチャーの広がりを感じることもできる。かつて「子どもの遊び道具」としか見なされていなかった同文化は、長い歴史のなかで、スポーツやインテリア、家電、音響といった幅広いジャンルを巻き込み、今日では年代・性別を問わず、人と人とをつなぐコミュニケーションツールに進化した。ストリーマーやインフルエンサー、コスプレイヤーといった、“原始的なゲームの立ち位置”とは距離のある人たちが東京ゲームショウに集う点からも、そうした裾野の広がりは明らかだ。3年ぶりのリアル開催には、ゲームカルチャーの力を再確認する場としての意味もあるのではないだろうか。
「ゲームは、絶対、とまらない」
この言葉には、これからも進化を続けていくというゲームカルチャーの強い意志が込められている。