ヒカキン、テレビ規模の鬼ごっこの裏側明かす 8月の次なる大型企画のヒントも

 YouTuberのヒカキンが最大賞金2200万円を懸けて行われた鬼ごっこ企画の裏側を明かした。

 学生たちが夏季休暇につきYouTubeの視聴時間が増加すると考えられている8月は、若年層をメインターゲットとするYouTuberにとってかき入れ時だ。そのため、時間・労力・資産を投じた手の込んだ動画や大型企画を配信するYouTuberも少なくない。YouTuberのパイオニア的存在であり、多くのキッズから愛されるヒカキンも毎年夏に本腰を入れるYouTuberの一人。特に今年の夏は、総額1億3000万円を投じた大盤振る舞い企画をすると、2022年8月1日に公開した動画で告知している。

ヒカキンおにごっこを終えて、今だから言えること

 その第1弾が、富士急ハイランドを舞台に総勢22人のYouTuberが最大賞金2200万円をかけて争う、7日公開の鬼ごっこ動画だ。再生回数は12日時点で733万回。一時は急上昇ランキング1位にランクインし、プレミア公開時の同時視聴数が最高28万人に達するなど大変な注目を集めた。

 11日に公開された「ヒカキンおにごっこを終えて、今だから言えること」と題した動画では、鬼ごっこ企画の裏側がヒカキンの口から語られた。ヒカキンによると、企画は1年以上前から構想していたといい、本格的に始動したのは、今年春前のまだ肌寒い時期だったという。長らく温めた企画だけあって、撮影のスケールはとてつもなく、当日はカメラ100台が稼働。編集時に使用する音声トラックは80を超えたそうだ。これら膨大な量の素材を精査し、一つのコンテンツにまとめるためには、途方もない労力と時間が必要となる。当然、ヒカキン一人の手には余る。そこで、プロの編集スタッフ複数名と協力し、およそ1カ月かけて2時間13分の動画を仕上げたとのことだ。

 「公開までの直近の1週間ぐらい、もう、寝る時間がなかったんですよね。直しで。だから僕、フルで2時間(の動画)を10回ぐらい見てる」とはヒカキンの談。いかに今回の動画に心血を注いだかがうかがい知れる。また、編集に携わったのは普段テレビや映画を手掛けているスタッフだったらしく、ヒカキンは「最後の最後までテロップとか音とかを直していたので、めちゃくちゃ勉強になりましたね。やっぱり、テレビや映画を作っているスタッフさん、マジですごかった」と振り返った。そういった背景を踏まえた上で、鬼ごっこの動画を見てみるのも面白いかもしれない。

 そして、ヒカキンの夏はまだ終わらない。本動画の最後でヒカキンは「ヒカキン・ドリームMonth、まだまだ続きます」と述べ、「インパクトが強いのがまだ2、3ありますので」と期待を煽った。その際、動画上には、飛行機の窓から雲を望む画像とポケモンカードの画像が表示されていた。果たして今後、どんな驚きの企画が見せてくれるのか。動画の公開を楽しみに待ちたい。

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