イタリアの高級スーパーカーメーカー「マセラティ」がこのほど、開発中のレーシングカーの情報を一部公開した。

　マセラティは、2022年初頭に次なるスーパースポーツカーの存在を明らかにしていたが、それはコードネーム「Project24」と呼ばれるマシンであることが分かった。

　マセラティによると、生産台数はわずか「62台」限定。同じく台数限定の特注スポーツカー「Maserati MC20」の仕様を継承し、さらに進化させるという。

　MC20と同じV6 Nettunoエンジンを使用するが、Project24には740馬力のターボチャージャーがある。これはMC20を119馬力も上回る。

　車体重量は1250kg以下で、約1500kgのMC20より軽量化。それに加えて、改良されたサスペンションとカーボンセラミックブレーキを採用。

　FIA（国際自動車連盟）公認のロールケージ、6点式シートベルト、レインライト、消火器、チューニングされたレーシングタイヤも付属。レーシングカーのDNAをしっかりと受け継いでいる。

　マセラティは、1914年にマセラティ兄弟が創業した老舗。当初よりモータースポーツを制することを目指して、トップレベルのレーシングカーを製造してきた。

　今回「Project24」のレンダリング画像が公開されたが、コンセプトカーはまだ製造段階にはないようだ。

　マセラティは、Project24の発売時期や価格、正式名称もまだ明らかにしていない。Maserati MC20は、212,000ドル（約2800万円）以上するが、それより高額になることは、ほぼ間違いないだろう。

（画像＝マセラティより）

（source）
https://www.slashgear.com/938959/maserati-project24-makes-the-mc20-look-like-a-toy-but-theres-a-catch/
https://www.motor1.com/news/599898/maserati-project24-track-car-debut/