スマホやタブレットの安定感を検証

　実際にスマホを乗せてみたが、安定感はほぼ変わらなかった。

　格納式スタンドは滑り止めが付いているし、折り畳み式スタンドはスマホを置く部分が深くなっているのでスマホが落ちにくい。これはスマホを横にしても縦にしても同じだ。

　スマホの重さにも耐えられるので、下がってしまうこともなかった。

　ただし、タブレット（筆者はiPad mini 第4世代を使用）の場合には違いが出てくる。折り畳み式スタンドはタブレットを支えられるのだが、格納式スタンドは重さに耐えきれずにゆっくりと下がってしまう。とはいえ、最終的に下につくことで安定し、倒れてしまうことはなかった。

使う場合の注意点は？

　折り畳み式スタンドは、接続部分が折れにくいように少し弾力を持たせているようで、スマホを乗せたり触ったりすると、しばらく上下に小さく揺れてしまう。これが気になる場合には、手で揺れを抑えることになるだろう。

　使わない時の収納に関しては、格納式スタンドは薄く平たいので、バッグやポーチの中に入れておいても邪魔にならない。一方で折り畳み式はスマホを置く部分が出ていて、これが邪魔に感じることがある。ただし、家の中で収納するならば、その出っ張りをフックにしてかけて収納しておくこともできる。持ち運びをするならば格納式スタンド、家で使うなら折り畳み式スタンドというように使い分けをしても良さそうだ。

　また、使っている内に曲がる部分に緩みが生じてくる可能性がある。格納式スタンドはネジがあり調整ができるが、折り畳み式スタンドにはネジがない。スマホの重みで自然に下がってしまうようならば、それが買い替えのサインになるかもしれない。

　ニトリの格納式スタンドと折り畳みスタンドは、いずれもコンパクトサイズでスマホを乗せても安定し、300円以下とお手頃価格。場所を分けて2つを使っていくのも良さそうだ。