そんな中、第5話の台本は「嫉妬に駆られる激しい女の恋心」がテーマで、情念深さが求められる、正に今のかやのの心情ともリンクする内容だ。

　たくまの“ナナとペアを組みたい”という気持ちを知ってしまっているからこそ、シェアハウスでも遠慮してたくまに声を掛けられず、2人の仲睦まじい姿を少し離れたところから見守るしかないが、「ジェラシーがテーマの台本だから、（ちょうど良く嫉妬心が）溜まる」と、この状況や自分の想いを全て芝居にぶつけ昇華させようとする女優の意地を見せつけた。

　かやのはこの胸に秘めたモヤモヤや嫉妬心をバネに見事主演を勝ち獲り、たくまにも初主演の場を差し出した。澤田（育子）先生も、彼女の芝居を「手に入らないものを、何としてでも理性を飛び越えてでも手にしたい情念深さが出ていた」と評した。

　一緒に組みたいペアを聞かれた際に少し間があって涙を堪えながら「たくまさん、お願いします」と言ったかやのの姿に、たくまも涙する様は既にドラマチックだった。

　2人の同棲ハウスの様子も、それを経て臨む本番でのお芝居も今から楽しみで仕方ない。

【写真】8話ハイライト（全17枚）

■番組概要
『恋愛ドラマな恋がしたい ~Kissing the tears away~』
配信日時：毎週日曜夜10時～
配信チャンネル：ABEMA SPECIALチャンネル
配信URL：https://abema.tv/video/title/90-1588

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